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「宇宙世紀」辞書

ラプラス事件

読 み らぷらすじけん

【 説 明 】

  • 西暦最後の日、宇宙世紀0001に起きた首相官邸爆破テロ事件。首相官邸の名である「ラプラス」からこう呼ばれる。この事件が後の宇宙世紀に大きな影響を与えることとなる。
  • 西暦最後の日、首相官邸ラプラスにおいて宇宙世紀への改暦セレモニーが行われようとしていた。時に宇宙世紀0001元旦の事であった。
    だが改暦直後、首相官邸ラプラスは爆発、リカルド・マーセナス首相を初め、各国代表や官邸要員、周辺警備をしていた連邦軍の艦隊が犠牲になってしまう。明るい未来を予想していた宇宙世紀は始まった直後から血で汚れてしまう。
    この事件は反対派である分離主義者によるテロと見なされ、事件後に発足した新政権によりこの事件を起こしたテロ関係者は徹底的に摘発され、彼らを支援した分離主義国も地球連邦軍により滅亡させられていった。この分離主義者との紛争は宇宙世紀0022年まで続いたと言う。これにより地球連邦の国家基盤は揺るぎないものとなったが、後に地球連邦政府は官僚主義に取り付かれ、腐敗していく事となった。

    実はこの事件、リベラルであったリカルド首相の政権を嫌う連邦政府の極右派勢力が仕組んだ陰謀であり、その首謀者こそリカルドの息子であるジョルジュ・マーセナスであった。彼らはこの事件でリカルドや彼寄りの各国代表を抹殺してテロ撲滅を口実に世論を味方につけ、なおかつ分離主義者達も殲滅して連邦政府を強大なものにしようと言う一石二鳥かつ三鳥な作戦であった。
    だが後に予想外な事が起こった。テロメンバーの一人であったサイアムがラプラス事件が連邦の自作自演である事を証明する証拠を持って、連邦を揺すったのである(要求は大した事ではなかったが)。爆破事件の際に実行犯であるテロメンバー達は口封じのために消された筈だったがサイアムだけが運よく生き残っており、ラプラスの破片群の中からとある箱を見つける。その箱こそが本来改暦セレモニーで発表されるはずだった宇宙世紀憲章であり爆破テロ事件が連邦内部の者達の陰謀である証拠「ラプラスの箱」であった。

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