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「宇宙世紀」辞書

サイコフレーム

読 み さいこふれーむ

【 説 明 】

  • サイコミュを金属レベルでフレームに封じ込めた特殊なフレーム。パイロットのニュータイプ能力、人の意思に反応し様々な未知の現象を引き起こす。主に、ネオジオンのモビルスーツのフレームに使用され、その代表とも言えるのがキュベレイやサザビーである。また、シャアによって意図的にアナハイムエレクトロニクスの技術開発部にサイコフレームの情報が流され、結果連邦軍で初めて本格的なサイコミュユニットを搭載するνガンダムが開発される。νガンダムは最終的に地球の引力に引かれ、大気圏に落下するアクシズを地球からを押し返すという到底、不可能ともいえる離れ業をやってのける。これは地球の存亡を願う敵味方を超える人の意思に感応したサイコフレームの現象である。また、サイコフレームの特殊現象の一つとして、発光するというものがある。そして、U.C.0096にこのサイコフレームを使って形成されたムーバブルフレームを持つ、謎の白いガンダム、ユニコーンガンダムが現れる。
  • νガンダムにサイコフレームが搭載されるくだりは劇場版と小説(ベルトーチカ・チルドレン)では大きく異なり、劇場版ではアナハイムが開発した(と見せかけて、実際はシャアより技術をリークされていた)となっていたが、小説ではアムロに大破させられて放棄された(こちらもシャアの意図でわざと放棄させられている)サイコ・ドーガより回収された物を流用したとされている。

    また、これは本来機体の追従性の向上を目的に開発された物であり、この素材自体にも発光するような要素は存在しないため、アクシズを押し返したνガンダムのサイコ・フィールドや、ユニコーンガンダムのデストロイモードのような発光現象はアナハイムのスタッフには予想外の出来事であった。また、フレームの光の色が赤や金から緑に変化した原因も不明である。

    最終的にその潜在能力の危険性からサイコフレームの開発は中止されていたと思われていたが、装甲材にマイクロチップを鋳込むという発想や技術自体は残っており、後にこれを発展させたMCA(多機能装甲)構造という技術が小型MSの開発に用いられた。

    なお、後のガンダムF91はサイコフレーム開発中止からかなり後に造られた機体であるが、コクピット周辺にサイコフレームを用いているとされる。
  • U.C0093当時に開発されたサザビーはサイコフレームを搭載している
    この後にシャアの手からアナハイムへと意図的に技術が流され
    νガンダムへと搭載される。この際メカニックマンであるチェーン・アギが
    なぜνガンダムの重量が減っている(正確な数字は忘れました)のかが
    言及されているためどうやら重量は軽いようだ。

    U.C0093当時の搭載はコクピットの周りだけに集中している

    共振現象が起きた際にシャアはその感覚を
    「暖かい、だが恐怖は感じない」と発言している
    母の温もりに近いとでも言ったところだろうか?

    またアムロ・レイとνガンダムが起こしたアクシズ現象にも
    サイコフレームが関与しており、さまざまな説があるが
    チェーン・アギが所持していたサイコフレームに
    人の意思が集中したと考えられると言う説もある
  • ちなみにであるが、サイコフレームが共鳴現象をして引き起こす正体不明の謎の力場「サイコ・フィールド」は詳細なメカニズムはいまだに解明されておらず、人智の超えた現象を引き起こすため、1万年後の未来でも解析できないであろうオーパーツともいわれている。
    発光現象を伴い、莫大なエネルギーを無尽蔵に生み出す。しかもそのエネルギーは電気や光とは全く異なる未知のエネルギーである。物理が物理に働きかける微弱なエネルギーとは比較にならなく、既存のありとあらゆるエネルギーとは全く別次元ののエネルギーらしい。

    「第二次ネオ・ジオン戦争」以降、サイコフレームは研究され続けられてきたが「未知の領域が多大」であり、多様な可能性と反面に悪用された際の危険性が高すぎたため開発は中止された。ただ中止されただけで、技術そのものは時代に残っている。

【コメント】

  • サイコフレームのすごさがよくわかるwwww
  • νガンダムのサイコフレームは本来コクピット周辺にのみ搭載されているが、ガンプラのマスターグレード(カトキバージョン)ではユニコーンガンダムの機構を反映し、機体各所が展開して緑に光るサイコフレームが露出するというギミックが追加された。

    これは、フレームの可視化によって「サイコフレームのイメージ」を明確に提示するためのものだとされている。ただし、展開後の姿はユニコーンのデストロイモードほど顕著に姿が変わるわけではなく、あちこちでチラッと見せる程度に留められている。
  • 富野由悠季監督と福井晴敏(UCの原作者)氏とのトークショーにて、富野監督が福井氏に
     「サイコフレームってイデオナイト(イデオンとソロシップを構成していた素材。エネルギージェネレータでもある。)みたいなモンでしょ?(正確な語句は失念)」
    と言う具合の内容をツッコまれていた。
  • 元々は、駆動系にパイロットの脳波を伝達して機体の追従性を高めるものでしかなかったんだよな。

    演出的表現でしかなかった、の逆シャアのラストを理屈と整合性を求めたのと、UCでの後付設定のおかげでトンデモ兵器にされてしまった。

    まぁ、この辺まではいつものガンダム論議で終わったんだけど、映像化されたおかげで公式になってしまい、めでたくオーパーツ化決定と。
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