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南極条約
【 説 明 】
- ルウム戦役後、ジオンと連邦の間で結ばれた条約。核兵器及びBC兵器の使用を禁止、木星エネルギー船団に対しての不可侵の他、捕虜の扱いなどが定められた。南極で調印されたことからこう呼ばれる。しかし、1年戦争後からこの条約は形骸化し始め、地球連邦はアナハイム・エレクトロニクスに核弾頭を装備させた「ガンダムGP02」などを開発させている。
- あくまでも「ジオン公国」に対して結ばれた「戦時条約」のため、 一年戦争後はジオン公国解体によって対象国が存在しなくなったため効力を失っている。したがって連邦側はこの条約を守る必要は無く、戦後開発されたガンダム試作2号機に関しては、特に何の問題もないものとなっている。
仮に条約が有効であったにせよ、「使用」を禁じているだけで「保有」するだけなら問題はなく、2号機が使用される時は先にジオンが条約を破った場合(=核攻撃など)の制裁・報復攻撃をする場合であるため、いずれにせよ条約違反にはならない存在となっている。
ジオン公国はまだ生きていると主張しているデラーズは演説で2号機を「条約違反の機体」としているが、上記の通り条約的には問題ない機体であるうえ、 自身がその2号機で核攻撃を仕掛けたりコロニー落としをするなど、自身の言っている事に照らし合わせると明らかに矛盾した「条約違反」だらけの行動を取っている事になる。
【コメント】
- 本来はジオンと連邦の間に結ばれた戦時条約だが、基本的かつ重要な事柄を最低限定めていたことがむしろ重要視され、それ以降の各種戦争・紛争でも守ることが不文律として意識されている。
しかし、その経緯ゆえにあえて破ってもかまわないと口実に使われたり、反対に糾弾の材料にされたりもする。一年戦争後、いくつかの戦争で明確な条約や約定が結ばれた形跡が無いのは、そういう意味でもこの条約が「使いやすかった」からでは?と勘ぐってしまうほど。 なお、この条約で禁止された事項を使いまくった場合、ガンダムXのAWかそれ以上の悲惨な世界になり、戦争の継続どころではなくなると思われる。
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