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「宇宙世紀」辞書

ビームローター

読 み びーむろーたー

【 説 明 】

  • ザンスカール帝国の地上用MSに主に搭載されている推進技術の一種。

    原理的にはミノフスキークラフトと同じだが、こちらはビームシールドをヘリコプターのローターのように回転させ、それによって発生させたミノフスキー粒子の反発力からIフィールド立方格子を形成し浮上する。飛行時の特性はそのまんまヘリコプターであり、真上に上げればホバリングするだけで、進行方向にローターを向ける事で推進する。

    これによりザンスカールのMSは広大な行動半径を手に入れたが、欠点としては、ビームシールドと発生器を兼用するため、飛行時の防御や装備してる腕の使用が難しい事、ヘリのような騒音などが上げられる。そのため、試作MSメッメドーザではこの問題を解決するための対策が取られた。
  • 現在確認されている限りでは、ビームローターの技術を最初に開発したのはザンスカールではなく木星帝国である。大型輸送MA「エルコプテ」に搭載されていたのが初期のビームロータである。技術レベルが低く実体のローターも併用することとなったが、エネルギーコストを大きく抑えることに成功している。

    その後木星は共和制に移行し、サイド2(後のザンスカール)と協力して技術開発をしており(エンジェル・ハイロゥもその一つ)、その際ビームローターの技術がザンスカールに伝えられ、独自進化を遂げたと思われる。

    なお、ビームローターの欠点である「ローターを使うと腕の自由が奪われ機動性が低下する」ことに対しては、木星、ザンスカールでそれぞれ別の方法を用いて解決を図っている。木星では極限まで簡略化し、手のひらそのものをビームファング兼ローター兼シールドにし、その場その場で使い分けることで問題をクリアした。対してザンスカールでは取り付け位置を肩にして、腕に新開発の熱核ジェットエンジンを搭載して解消する方法をとった。

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