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「宇宙世紀」辞書

シン・フェデラル

読 み しん・ふぇでらる

【 説 明 】

  • デラーズ紛争後に生まれた連邦宇宙軍の軍閥の1つ。

    デラーズ・フリートによる観艦式襲撃は、奪取されたGP-02がトリントン基地から同じく奪われた戦略核を使用した事で多くの艦隊を失う結果となった。
    しかし、連邦上層部はトリントン基地の核が使われたことを重く見て真実を封印。撃沈から逃れた半数の艦隊も『行方不明』として処理してしまっていた。

    この観艦式の生き残りの1人である、連邦軍特殊部隊『BGST』の隊長のカネサダ・ツルギによって残存艦隊が派閥として纏め上げられたもの、それがシン・フェデラルである。

    本来は観艦式襲撃の事実を抹消した連邦軍に対して義憤を抱いたカネサダが起こした、単なる抗議団体に過ぎなかった。だが、カネサダの弟子であるリチャード・グレイソンの潤沢な資金とカネサダ自身が求めてきた強化人間プロジェクト。またペズンをはじめとした旧ジオンの技術をも吸収して自軍の戦力として投入している。
    そしてこれらによる規模の拡大とともに、宇宙主導の新政権を樹立することを目的として活動を行う、一種の政治結社と化した。

    部隊エンブレムは「袈裟斬りに両断された連邦軍エンブレム」。
  • シン・フェデラルにはサキ・デッサウ大佐などの、一年戦争時に「ガルマザク事件」を解決に導いた旧ネメシス隊のメンバーが参加している。
    しかし本心からシン・フェデラルに賛同していた訳では無く、連邦軍からの内部調査任務を帯びたものであった。

    しかし「強化兵士」の被検体にされたユージ・アルカナ中尉が、鹵獲されたツルギ中佐のストライカー・カスタムから移植された「妖刀システム」を搭載した黒いカラーリングのストライカー・カスタムを駆り、「BGST」の指揮官であるイットウ・ツルギ中佐のストライカー・カスタムと交戦。後に停戦した。

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