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「宇宙世紀」辞書

エンジェル・ハイロゥ

読 み えんじぇる・はいろぅ

【 説 明 】

  • ザンスカール帝国の最終兵器。名前は「天使の輪」を意味する。

    リングを何重にも組み合わせた超巨大なサイコミュ兵器であり、最大直径は120劼砲眞する。内部には2万人ものサイキッカーがコールドスリープした状態で存在し、中央の艦船型の中枢ユニットに存在するキールームで発生させたNTの思念波を増幅させてサイコウェーブを放出させる。なお、このサイコウェーブは歌のように聞こえるような描写がある。

    物理的な破壊・殺傷能力こそ持たないが、その最大の特徴はサイコウェーブを浴びた人間の戦意を奪い、さらに精神の退行を引き起こし、最終的に赤ん坊の精神状態にまで戻って睡眠状態に陥らせてしまうと言う事である。装置が稼働している間までこの効果は続き、起きる事を忘れた人間をそのまま餓死・衰弱死させるという恐ろしい兵器である。

    カガチは母性を根幹に持つマリア主義の思想とこの装置を組み合わせ、地球の全人類の抹殺を実行に移すが、これを阻止せんとするリガ・ミリティアの総力を挙げた妨害と、更にシャクティの祈りによってリングは分解され、ウォームバイブレーションという効果を起こして両軍の兵器と共に大気圏外へ登ってしまったため、計画は失敗に終わる事となった。
  • 最大直系120Kmは小説版での設定であり、アニメ版およびクロスボーンガンダム・コーストでは最大直系20Kmとされた。

    なお(後付け設定ではあるが)エンジェル・ハイロゥは本来兵器ではなく、木星共和国とザンスカール帝国が共同開発した十万人もの人間を運ぶ木星への移住用の宇宙船となる予定だったらしい(実際エンジェル・ハイロゥはとても兵器とは思えない見た目で、変わったデザインの宇宙船と言われたほうが納得できる。)。人類を幼児退行させて眠らせるシステムは「サイクロトンウェーブ」と呼ばれ、本来はより安全な暴動鎮圧を目的として開発された技術だったようだ。

    全人類を幼児退行させて眠らせる、という点は非常に強大かつ恐ろしいが、言ってしまえば「眠らせる」以外のことはできず、これ自体には何の攻撃能力も無い。またあまりに巨大すぎるため、どうやっても完全な防衛が不可能という致命的な欠点を抱えている。そのためエンジェル・ハイロゥのデータを入手したフォント・ボーは、たとえ全人類を幼児退行させても何らかの手段で地球を制圧しなければ三日と持たない、と指摘した。

    クロスボーンガンダム・ゴーストでは、このエンジェル・ハイロゥの欠点を補うための兵器についても言及されており、物語のキーアイテムとなっている。

【コメント】

  • コロニー落としや核といった強力な大量破壊兵器を用いるという他のシリーズの最終兵器とは異なり、これはただ「眠らせるだけ」の機械だが、その後の死ぬまでの経過を考慮すると、自分はこれを「相手を安らかな眠りに就かせたまま死なせる非常に優しい兵器」とも、「核も目じゃないほどの極限の狂気に満ちた兵器」とも取れるような二面性を持っているものだと思ってしまった。
  • ゲーム「G−SAVIOUR」でエンジェル・ハイロゥの一部と思われる残骸が登場している。
    所在地はヨーロッパはチェコスロバキアでザンスカール戦争から70年くらい放置されている模様。
    だがここは議会軍強硬派のモビルウェポン工場となっており、強硬派の尖兵たるグレムリーシープ部隊の活動拠点でもある。
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