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フィン・ファンネル
【 説 明 】
- 「RX-93 νガンダム」に装備されたファンネルの派生兵器。フィン・ファンネルは従来のネオジオン系モビルスーツに装備されていたファンネルとは逆に、大型化し稼動時間を大幅に向上させている。小型ジェネレータと開放式バレルを搭載し、既存のビットなどのサイコミュ制御兵器より遥かに強力なビームで攻撃が可能となっている。開放式バレルはメガ粒子の収束が難しく、発射後すぐにビームが拡散してしまうため、遠距離への射撃は不向きである。しかしサイコミュを搭載し、パイロットの脳波によって敵の至近距離まで急接近してビームを放つファンネルにとって射程距離はさほど重視されなかったため、開放式バレルが採用された。また論理上、複数のフィン・ファンネルを連動させることにより、メガ粒子を膜状に展開し防御障壁フィン・ファンネル・フィールドが展開される。しかしこれは開発を担当したアナハイム技術陣の机上の空論に過ぎず、実際に可能かどうかはテストを終える前にアムロ・レイに受領されてしまったため確認できなかった。しかしアムロは実際にこのフィン・ファンネル・シールドを発動させることに成功している。しかも、アナハイム技術陣を驚かせたのは当初平面で展開されると目されていたフィン・ファンネル・シールドを、アムロは立体に機体を包み込むように展開させたことである。しかし、これはアムロ・レイのニュータイプ能力が強力であったため、可能になった神業であり、ニュータイプなら誰でも出来るというわけではない。そのため、フィン・ファンネルがその後の兵器に採用される例は極端に少ない。そのためアナハイムからは、扱う者を選ぶ聖剣と呼ばれた。
【コメント】
- ネオジオンの士官ギュネイ・ガスはそのファンネルとは思えない特殊な形状のため、放熱板と誤認した。
- ゲームその他ではフィン・ファンネルにかかわらずファンネルは使用後機体のもとへと戻ってくるが、基本的にファンネルは逆襲のシャアの時代では使い捨てである。
νガンダムに搭載された当時のフィン・ファンネルも急いで作られた物であったため、一度使用したフィン・ファンネルは再度使用することは事実上不可能。 ちなみに、後継機である「Hi-νガンダム」に搭載されたフィン・ファンネルは使用後機体の元へと戻し、再充電することができる。
- 上のコメントと一部矛盾するが、フィン・ファンネルは小型ジェネレータを搭載しているため、他のファンネル兵器と異なり、エネルギーの再充填は不要である。
しかし、後年Hi-νガンダムの設定が固まっていく過程に於いて、フィン・ファンネルを再充填するファンネルラックの設定の部分で、νガンダム時代のフィン・ファンネルの設定とのズレが生じることとなり、それ以後のフィン・ファンネルの説明では小型ジェネレータ内蔵の部分をぼかしているものもあるので、公式の見解を待ちたいところである。
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