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「宇宙世紀」辞書

真空用医療パック

読 み しんくうよういりょうぱっく

【 説 明 】

  •  一年戦争末期にジオン公国が開発した救命器具で真空空間での重傷者を応急処置する為の器具。宇宙空間は真空、絶対零度、放射線に加え戦場となると減速しない破片や有毒ガスもあり、状況的に救急医療の難易度は地上以上とされており、軽傷者は抗生物質を含んだ医療用パッチをノーマルスーツに貼ればよいが重傷者となると難しい。ジオン公国はコロニー国家なので空気がある場所が限られ、戦時資源である“人”を確保する上で重要になる事からこの手の器具が開発、ア.バオア.クーの通路各所に備蓄されている。

     簡単に言えば“患者を風船の中に入れて救命治療を施す”器具で、人体に沿って十二ヶ所の負傷者を治療する為の手袋を兼ねた気密弁があり、右側にヘルメットを入れる個所がある。

     ワイヤーで繋げて友軍MSや連絡艇でけん引する事も可能だが宇宙空間での戦場から撤退するリスクが高い。

    戦後は連邦軍や民間にも幅広く使用されている。

     
  • ア・バオア・クー要塞ではこのパックが豊富にあり、記録を見る限りでは同要塞の医療部隊は最高レベルの医療施設と技術を持っていた。
  • 余談だが、この医療パックを用いて、治療活動をしていたあるジオン軍人(中尉)は
    目の前でホワイトベースが沈む姿を目撃することとなった。

    なお、その軍人は一年戦争後退役し、一般の医師となったそうだ。

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