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「宇宙世紀」辞書

デラーズ・フリート

読 み でらーず・ふりーと

【 説 明 】

  • ジオン公国敗亡時にア・バオア・クーから離脱したエギーユ・デラーズ少将が各地のジオン敗残兵に呼びかけ、結成した武装組織。スペースノイドの連邦からの自由独立を目的としており、U.C.0083にはデラーズ紛争を引き起こし、北米穀倉地帯にコロニーを落下させている。
  • 連邦観艦式にてガンダム試作2号機を駆るアナベル・ガトー少佐による連邦艦隊への核攻撃は、後に核攻撃から難を逃れた残存部隊らによる反連邦政府勢力である「シン・フェデラル」の結成に繋がるのである。
  • 拠点は旧サイド5の暗礁宙域に建設された「茨の園」。スペースコロニーや戦艦の残骸などで建設され、隠密度が高く、連邦にすら発見されなかった。戦艦の修理やMSの開発工場もあり、軍事拠点としての機能は十分に有しているが残骸の密集体であるがゆえに、居住状態は劣悪で兵たちの多くは駐留している艦内で暮らすか、月に潜伏していた。

    戦力は、艦船ではグワジン級戦艦グワデンを旗艦として巡洋艦15隻、補給艦・輸送艦20隻。MSは一年戦争後期に開発されたものを約60機。終戦時の離脱以降、他のジオン軍残党やアナハイム・エレクトロニクス社との裏取引、暗礁宙域における廃品利用等によってその数を増やし、一個艦隊の戦力としてはかなりの充実ぶりであった。また、武装蜂起後にはシーマ艦隊を初めとする同じジオン軍残党も加わっている。シーマ艦隊の戦力はザンジバル級機動巡洋艦リリー・マルレーン1隻、ムサイ級軽巡洋艦8隻、艦載モビルスーツはゲルググMが約30~40機(後にガーベラ・テトラも1機加わる)。

    観艦式襲撃の際にも少数のジオン残党が合流した。

【コメント】

  • この生き残りの多くが、アクシズ先遣艦隊とともにアクシズへ脱出しているが、中にはエゥーゴの決起を予期して地球圏に留まったものも少なくはない。
  • 結果的にデラーズ・フリートの行いは連邦の支配強化やスペースノイドへの弾圧を加速させたばかりか、ティターンズと言う人類の未来を破壊しかねない連中を発生させるきっかけとなった。
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