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「宇宙世紀」辞書

第2期モビルスーツ

読 み だいにきもびるすーつ

【 説 明 】

  • 宇宙世紀110年代後半より登場したモビルスーツの新たなカテゴリー。いわゆる「小型モビルスーツ」である。

    宇宙世紀80年代後半以降に登場した第3、4世代MSの台頭により、モビルスーツは多くの高機能を詰め込んだ事による複雑化と大型化、そしてそれに伴うコスト高騰が相次いでいた。このままでは全高30mを越える事もそう遠くないと危惧したサナリィは、宇宙世紀110年代にMSの原点を見直し小型化を提唱する。

    これには2種類のプランがあり、一つは既に小型であるミドルMSを戦闘用に強化するプラン、そしてもう一つは通常のMSを能力をそのままにダウンサイジングする事であった。

    前者はサナリィのF5シリーズとして完成したが、小型化を追求しすぎて逆に性能はあまり高いものにはならず、主力機には成り得なかった。
    後者に関しては、サナリィの小型MSであるF90がアナハイムの小型MSのMSA-120を下し、連邦軍の新たな主力機となった。

    この機体は従来のMSよりはるかに小さい15mというサイズでありながら、当時の主力機であるジェガンなどの大型MSを大きく突き放す性能を発揮した。アナハイムでもジェガンを小型化したヘビーガンを開発したが、基本性能はほぼそのまま(ただし、重量推力比などは大幅に改善されており、総合的にはこちらの方が高性能)であった。

    小型化の背景には、サイコフレームの技術が応用されたMCA(多機能装甲)構造の登場もある。これは素材そのものが電子機器であり、また装甲としての機能も持つという技術であり、MSの機能をそのままにダウンサイジングすることを可能とした。

    また、機体が小さくなった事とより高性能なジェネレータの開発でエネルギーに余裕が生じ、ビームシールドの装備や、軽量化と合わせて単独での長時間飛行などを可能とする機体が標準的となる。

    この小型MS群は、今までのMSに服を重ね着させるような進化とは別方向の進化を遂げていた事により、新たに第2期MSというカテゴリーが設けられる事となった。

    また、別路線ではブッホ・エアロダイナミックスが早期にMSの小型化を実現しており、ジェネレーターを外付け式とした事で高出力を維持しつつ小形化に成功している。

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