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「宇宙世紀」辞書

踊る黒い死神

読 み おどるくろいしにがみ

【 説 明 】

  • 連邦軍のエースパイロットの一人リド・ウォルフ少佐の二つ名。彼は愛機を黒く塗装しまるで踊っているかのように敵を撃墜して行く事からこの二つ名がついた。
  • 戦闘機乗りから転身してすぐはジムキャノン(この当時から愛機をパーソナルカラーの黒で塗っていた)を使用していたが、この頃はあまり(というか全く)戦果を挙げれず、むしろ機体を破損させてくる事が多く、周りから「疫病神」と揶揄されていた。それを気にしていた際、隊長から「お前は戦場でのカンを見失っているだけだ」と言われる。ところがそんな彼を一瞬にして連邦軍で第3位の撃墜スコアを挙げたエースにさせた事件があった。前述の頃の隊長が自分のミスが半ば原因で撃墜されてしまったのだ。この事に対して彼は「自分の甘さが隊長を殺してしまった」と述べ、何かが吹っ切れたように自機のガンキャノン量産型(この時ジムキャノンは破損して修理中だった)を自ら黒く塗り、連邦版SFS「ライトライナー」(隊長が彼に戦闘機乗りだった頃のカンを取り戻させる為に申請していた)を使用して単機でジオン軍仮設基地を襲撃、冷酷無慈悲ともとれるような戦い方で基地ごとMS部隊を壊滅させている。この後にアフリカ掃討作戦の間の一週間で21機を撃墜し、ジオン兵達の間で「死神」と恐れられた。

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