ガンダム用語事典

【 説　明 】

• 小惑星基地ペズンに駐留する地球連邦軍教導隊の一部が蜂起、ブレイブ・コッドを首魁として結成された組織である。グリプス戦役時、連邦軍の主導権は、肥大化したアースノイド主義のエリート部隊ティターンズによって掌握されていた。しかし激戦の末、反抗組織エゥーゴの奮戦によりティターンズは壊滅、連邦軍はエゥーゴの主導下で再編成が行われた。連邦軍はティターンズ結成以前からスペースノイドに対して否定的立場が強かったため、一部の将校にとってスペースノイド派であるエゥーゴによる再編成は、快いものではなかった。そしてエゥーゴによる新体制の連邦軍に反旗を翻した組織は、『新たな決意(New Decision)』と『反スペースノイド(Dis-side)』を掲げ、これを組み合わせ『ニューディサイズ』を名乗った。組織の構造が教導隊という、ティターンズとは全く異なる意味でのエリート部隊であり、選りすぐりの精鋭メンバーが揃っている。ニューディサイズはまず駐留するペズンで武装蜂起、これを掌握し、地球連邦軍に宣戦布告する。後にこの事件は『ペズンの反乱』と呼ばれた。ペズンにおいて、旧ジオン公国軍 の技術解析して開発されたモビルスーツ『ゼク・アイン』を主力とし、さらに上級パイロットには『ゼク・ツヴァイ』が配備された。さらにニューディサイズ討伐を任務としながら、ニューディサイズに賛同しこれに寝返ったブライアン・エイノーから『ガンダムMk-V』を受領、さらに後の戦闘でネオジオンから支援を受け、大型モビルアーマー『ゾディ・アック』を譲渡されている。これに対抗して地球連邦軍はα任務部隊を編成、アーガマ級新造艦『ペガサスIII』と『S(スペリオル)ガンダム』を始めとする多数のガンダムタイプのモビルスーツを擁した少数精鋭(実際にはガンダムフェイスによる戦意喪失を狙った張り子の虎)の討伐隊で対抗する。
  IG88（2011/08/22)

【コメント】

• 組織や構成キャラのモチーフは新撰組であり、ニューディサイズも意訳すると新撰組となる。ブレイブ・コッドなども、新撰組構成員の名前のアナグラムや逐語訳である。
  IG88（2011/08/22)
• 組織の元ネタは新撰組だが、彼らがついていた当時の体制側（幕府）は基本路線が開国であり、敵対していた維新志士は攘夷（排外主義）→排除不能なので開国（ただし、それまでの遺恨から幕府とは敵対）だったので、異邦人＝スペースノイドと捉えると、思想的には逆になってしまう。（ただし、新撰組にも設立当初は攘夷思想が色濃く、その思想と幕臣という立場がねじれを起こしていたのも事実）
  偽アビスガンダム（2012/10/02)