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「コズミック・イラ」辞書

ミラージュ・コロイド

読 み みらーじゅ・ころいど

【 説 明 】

  • 特殊機構。最初に採用されたのは五機のGの一つ、ブリッツガンダム。
    この機能を使用中は視認されることもなく、またレーダーの反応も無い。
    よって誰にも気付かれることなく敵を奇襲したり、基地を壊滅させたりもできる。(実際この機能により基地を壊滅させたこともある。)
    ジェネシスにも採用されていたようである。
    ユニウスセブンの停戦協定内ではNジャマーキャンセラーと同時に兵器利用を禁止されていたが、地球連合の特殊部隊ファントム・ペインの旗艦ガーディ・ルーにも使用されていた。
    ちなみにデスティニーが翼を広げた時(通称光の翼)に発動する分身もこれの影響であり、実質上条約が存在だけのものになったことを物語っている。
  • 「ミラージュコロイド・ディテクター」なるシステム開発により、必ずしも完璧なステルス機能とは言えなくなった。
  • 可視光線や赤外線を含む電磁波を遮断する特殊なコロイド状物質で、物体を視覚的にもレーダー的にも感知不可能にしていまうものである。連合陣とザフト陣、それぞれの陣営で研究と開発が進められていた。そして兵器として初めて実用化したのは連合軍であり、GAT-X207ブリッツガンダムに搭載された。機体表面に強力な磁場を形成しミラージュコロイドを装甲に付着させる。これによって機体をコロイドで覆い、外視界からの光線を遮断。不可視性と探知不能性を併せ持ち、ほぼ完璧なステルス能力を発揮する。これによってブリッツガンダムは敵陣深くへ潜入する電撃侵攻作戦や、密かに情報を収集する隠密作戦を可能にする。ザフトに奪取された際には、ブリッツガンダムにこの機能を発揮され、ユーラシア連邦の拠点の一つアルテミスを陥落させられる要因となった。強力な奇想兵器だが、不安定性が高く欠点も当然ある。機体にコロイドを付着させるには磁場を常に形成し続けなければならない。よって激しい電力消費が必要となるため、長時間の使用は戦闘に大きな支障をきたす。結果的に使用にはタイムリミットがある(ブリッツガンダムの場合80〜85分)。ブリッツガンダムは他の試作GATシリーズと同様にフェイズシフト装甲を持つが、ミラージュコロイド使用中にフェイズシフト装甲を展開することができない。しかし核エンジン搭載機の出現により、この問題はほぼ解消される。また機体表面が元々黒い装甲でなければ効力を発揮できないという問題があったが、これも後に克服される。可視光線を遮断するミラージュコロイドだが、音までを無効化することはできない。重力下でも展開が可能だが、音は敵に感知される。完璧なステルス性は機体が静止している状態でのみ発揮される。真空空間では無音のため殆ど問題にならないが、真空ではスラスター噴射による移動が殆どである。これによってノズル周辺のコロイドが完全に付着しないため、コロイド展開中の移動方法は慣性移動や噴射のない推進剤の使用が不可欠となる。そして、水中ではコロイドが表面には付着せず、使用は不可能である。これらディスアドバンテージを多く抱えるミラージュコロイドだが、軍事的戦略性は高いため、後にC.E.73年にはユニウス条約の締結によって軍事利用が禁止される。しかし、水面下ではミラージュコロイド技術を多用する条約違反の兵器が連合とザフトの両軍下で数多く展開しているため、その有用性の高さが窺える。

【コメント】

  • トンデモ兵器が多いSEEDシリーズ、これが大抵そのトンデモ兵器に関わっている。
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