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「コズミック・イラ」辞書

天空の宣言

読 み てんくうのせんげん

【 説 明 】

  • アメノミハシラを拠点とするロンド・ミナ・サハクが世界に向けて提唱したもの。
    。「人類は他者の理想を妨げない限り己の信念に従うべきだ」という考えであり、いかなる組織・国家であろうとも他者に主義・主張を押し付けてはならないと説いた。ミナはこの「宣言」に従うことをあえて人々に強制しない一方、宣言に賛同した者には無償の援助をすると表明するしたたかさを見せていた。
    宣言後の南アメリカ合衆国やユーラシア西側地域といった連合にもプラントにも属さぬ地域では、これらの地域を援護するロンド・ミナ・サハクの“地域遊説”が度々見られている上にオーブとスカンジナビア王国は彼女の声明を黙認。リーアム・ガーフィールド、ジャン・キャリーをはじめとしたジャンク屋組合もこれに賛同している(尚、ケナフ・ルキーニは当時アメノミハシラを拠点としていたが、彼が賛同しているかどうかは不明)。

    ミナのこの考えの根幹には、かつてロウ・ギュールに説かれた「国とは人の集まりであり、場所は問題では無い」という思いが大きく影響している。これが後に彼女自身の行動理念となり、それに賛同する人々を見守りつつ彼女は世界を見据えている。

【コメント】

  • 私はロンド・ミナ・サハク。現在はどこの国家にも属してはいない。
    私はこれからある計画を全世界に向け発信する。
    それについてどう判断しどう行動するかは個人の自由だ。
    先日のユニウスセブンの落下。両陣営共に相手を強く非難している。
    その矛先はジャンク屋組合(ギルド)にまで向けられた。
    だが果たして本当にその非難は正しいものなのか?
    世に闇が広がっている。
    人々は何も見えぬ中で怯え、そして他者の悲鳴を頼りに逃げ惑うばかりだ。
    人々は闇の奏でる悲鳴を伴奏に踊らされている。
    だがその闇を指揮している者がいるのだとしたら?
    これが今日の政治であり国家だ。闇を敵を作ることで市民をコントロールする。
    だが聞いてほしい。
    私はこれからまったく新しい世界の可能性を提示する。
    ある人物が私に「国家は人」だと説いた。
    自らの曲を奏でる者たちがいる。
    彼らは自分の信念を真実を持つ。故に、闇の中でも世界を見とおし他者に踊らされることはない。
    ただ自分の曲で踊る。
    彼らと同様に世界中の人間が自分のリズムをメロディを持てたのなら、もう今のような国家としての枠組みは必要ない。
    政治もその役割を大きく変えるだろう。
    もちろん彼らは一部の特殊な存在だとも言えるだろう。
    私もそう思っていた。だが、そうではないことを私は知った。
    ジェス・リブル。このジャーナリストを知る者は少ないだろう。
    彼は平凡だ。しかし彼は、いくつもの大きな流れの転換に影響を与えている。
    なぜ平凡な男がそんなことを成しえたか?
    彼もまた自分の曲で踊るものだからだ。自分自身の持つ信念というメロディで真実というリズムで踊る者だからだ。
    そう、特別な存在でなくても誰もがそのように生きてさえいれば、世界は変わるのだ。

    という内容でした。 
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