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デスティニー・プラン
【 説 明 】
- ザフト最高評議会議長ギルバート・デュランダルが画策していた平和政策。それによると、人は自分の遺伝子の定める職に就き、欲望に負け余計なことをしなければ、世界の平和は永久に保たれるというものであるが、アークエンジェル、エターナルからなるオーブ艦隊によって阻止された。
- 遺伝子によって全ての人間の適正を検査し、その適正にあった職業を割り出す、完全統制システム。ある程度の個人の意思は尊重する。が、遺伝子というある意味絶対的な基準があるため、個人的な主義主張は引っ込んでしまいがちであると言える。
クローン技術に対して批判的な意見が多い理由の一つに、遺伝子によって人間の優劣を全て決めてしまう危険性があるから、というものがある。デスティニープランはまさにそれにあたる。確かに遺伝子には重要な秘密があるが、遺伝子に全てのものさしを求めてしまうため、結婚、入試、就職に至るまで全て遺伝子を最優先してしまい、それ以外の能力を殺してしまう危険が大きい。 欠点だらけ、というわけではないが、突然この計画を発表し、即投入しても、受け入れられるわけがなかった。
戦争は、たとえデスティニープランを投入してもなくならなかっただろう。人は遺伝子という設計図で造られたロボットではなく、間違うし迷うし苦しみもする、己すら理解し切れていない「人間」という未完成なイキモノなのだから。
【コメント】
- これが成功してればC.E.の世界から戦争がなくなっていたのに・・・。
- ぶっちゃけ『デュランダル議長が超的確な職業斡旋しますよ』ってだけの話だと思うんだよね…
- カオス理論(事前に予想できないことは必ず存在する)がある限り、このプランに危険はつきまとうだろう。特に「適度に当たる予報」は「当たるかどうか分からない占い」よりも往々にして厄介だから。
- 僅かな期間に何十億人も殺した悪名高きプラントで、そのトップがなんの根回しもせずにぶち上げた自称戦争が無くなるオカルト理論。
具体性に欠ける以前の問題で、信用されると考える方がおかしい。
- デスティニープランは、実際のところ「人の存在(と、その心)」を必要とはしていない。人に求められるのは「与えられた役割を果たす事」のみで、皮肉な事に連合側の生体CPUやエクステンデッドたちと本質的には同じである。違うのは「役目を果たさせるそれらしい理屈」の有無くらいしか無い。
人の心を蔑ろにして、人の世が回る訳が無いのである。
- デュランダル議長は急ぎ過ぎたと思うまだ歳もそんなにいっていないのに
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