ガンダム用語事典

【 説　明 】

• 太陽光発電エネルギーを地上に送る為に設計された巨大建造物。
  地球と宇宙を繋ぐパイプ的な役割も兼ねており、これによって人類は半永久的なエネルギー源と円滑に宇宙と地上を往復する手段を得ることになった。
  しかし、軌道エレベーター自体はその巨大さ（遠くから見ると、地球を串刺しにした様に見える）から防衛が困難であり、構造上の観点から見ても非常に脆いという欠点を持っていた。
  その為、ユニオン、人類革新連盟、ＡＥＵは己の威信をかけたゼロサムゲームを続けていくことになる。
  ソレスタルビーイングと4機のガンダムが現れるまでは・・・
  現在存在する軌道エレベーターは3本で、早くから実用されていたユニオンの「タワー」（南米に建設）、10年前に稼動が始まった人類革新連盟の「天柱」（太平洋に建設）、そして、未だ完全稼動には至っていないものの、軍備を増強しているＡＥＵの「ラ・トゥール」がある。
  エス氏（2008/07/20)
• その名の通りに地上と地球軌道上を結ぶエレベーターであり、これにより流通コストが大幅に削減されるが建設コストが膨大であり資材や推進システムの開発が鍵を握る事になる。エレベーターと言っても半ば垂直に走る“リニアトレイン”である。
  
  （因みにリニア式エレベーターは実用化されている）
  
  施工するに至っては静止軌道上に宇宙側の“駅”を建造してそこからシャフトを下へと継ぎ足していくのと同時に地上に大規模な駅を作りシャフトを伸ばしていく方式と思われる。
  YF−１９ｋ（kyousuke）（2012/03/14)
• ３大超国家群がそれぞれ保有している軌道エレベーターは以下の通りである。
  
  ユニオンの軌道エレベーター
  名前：タワー
  所在地：南アメリカ・アマゾン川上流域
  世界で始めて稼動・実用化した軌道エレベーター。
  
  人革連の軌道エレベーター
  名前：天柱（てんちゅう）
  所在地：ソロモン諸島北方の海上
  世界で２番目に稼動した軌道エレベーター。稼動１０周年記念式典の時にテロリストの攻撃を受けたがＣＢの介入で助かった。沙慈やルイスも見学でここに来た事がある。下にある都市は極市と言う。
  
  ＡＥＵの軌道エレベーター
  名前：ラ・トゥール（別名ピラー）
  所在地：アフリカ・ヴィクトリア湖西方
  ２３０７年時ではまだ建設途中だった軌道エレベーター。建設された場所が場所なだけにＡＥＵは世論の反発を受けており、アフリカには支援を行っているがそれは不十分なものであった。周辺には軍事演習上が存在しており、この演習場でイナクトのお披露目が行われた。そのお披露目がＣＢのガンダムエクシアのデビュー戦となった。また軌道エレベーター内には条約を無視した軍事力が配備されていたがエクシアとデュナメスの手であぶりだされた。後の地球連邦樹立後に完成し、アフリカタワーと改名されたがブレイクピラー事件でアロウズに破壊された。
  
  これらの軌道エレベーターは後に地球連邦の管理下に置かれ、連邦の繁栄の一翼を担う。
  それぞれの軌道エレベーターの下部（地上）には街が存在している。また観光スポットとしても有名であり、いつも観光客で賑わっている。当然人類共通の財産である為、国際条約では攻撃が厳しく禁止されている。
  デスペリオル（2014/06/30)

【コメント】

• 他のガンダムシリーズでは∀に登場した“ザックトレーガー”は回転式軌道ロータベーターでこれは艦船を重力圏外へと送りだす装置だがコンセプト的には同じ。なおＳＥＥＤにて登場するアメノミハシラはオーブが建造している軌道ＥＶだが度重なる戦争で建造中断している。
  YF−１９ｋ（kyousuke）（2010/04/18)