ガンダム用語事典

【 説　明 】

• フェザール・イゼルカントが、延いてはヴェイガンが悲願とする計画。
  
  「地球連邦政府から、祖先の故郷たる聖地(エデン)「地球」を取り戻し、火星移民者の末裔達
  を帰還させる」ことを目的としており、ヴェイガンの地球侵攻は、この計画に則って進められて
  きたと言っても過言ではない。
  
  だが、この実体は、「地球帰還計画」でなく、「争いのない新世界を創造する為の『人類選別
  計画』」であったことが、提唱者であるイゼルカントから語られる。
  
  イゼルカントが提唱するエデンには、「争い」という負の要素があってならない。それは、人類
  が誕生して以降、限られた資源や大地を奪い合う為、幾度となく戦いを繰り返してきたからで
  あり、いつかは人類そのものが滅びてしまうかもしれないからだ。そこで彼は、意図的に極限
  状況を作りだし、身体能力やDNA配列が其々違った人間の取る行動を調べ上げ、最終的に
  優れた対応をした「賢い」人間を、新世界に相応しいとして「選び出す」というプロセス考案。
  その者たちとその子孫によって、人類の歴史から争いが一掃されると考えたのである。
  
  「天使の落日」や、ノーラを始めとするコロニーの強襲、ロストロウラン進攻等の戦いの中にUE攻略のチャンスがあったのは、地球の人類に「死の恐怖」を体験させそれを克服させる為
  であり、計画の一端だったことは容易に想起できるだろう。また、火星のコロニーでも同様の
  出来事を事故として起こしたと、イゼルカントは述べている。
  ＥＷＦＴ（2014/06/28)

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