ガンダム用語事典

【 説　明 】

• マーズバースディ計画の際火星に移り住んだ人たちの末裔が作り上げた火星圏独立国家。第一部ではUE(アンノウンエネミー)と呼ばれ、地球圏の人たちからは宇宙からやってきた謎の侵略者だと思われていた。第二部からはヴェイガンという呼称は一般にも広まっている。
  自分たちを見捨てた地球への復讐心と、地球へ帰りたいという思いから地球圏のコロニーへ無差別攻撃を開始。次第に地球と火星による全面戦争へと発展することとなった。
  実に150年間もの長いあいだ、火星という過酷な環境で過ごしたためか全体主義的な国家体制を持つ。ヴェイガンの住人はどこかの民族衣装のような服装を来ている他、日本的な入浴文化も待っているようだ。
  銀の杯条約で禁止された技術を入手し、圧倒的な軍事技術アドバンテージとXラウンダー兵士の育成に成功し、序盤は連戦連勝を飾るも、結果として地球人類を「地球種」といって蔑み見下す風潮をも生み出してしまった(ただしこれは歴史を紐解けばどの国でもよくある話である。ヴェイガンの根が地球である以上、よほどのことがない限り人は変わらないということであろうか)。
  帰ってきた因幡（2012/10/03)

【コメント】

• ちなみにヴェイガンがセカンドムーンでの最終決戦に持ち出したのは「ヴェイガン」の名を冠したヴェイガンギアである。国家名を自軍の兵器につけたのはジオング以来である(００のリボンズのように、「自分の名前をつけたMS」というものもあるが)。
  帰ってきた因幡（2012/10/03)
• ヴェイガンの名とその正体が一般に知られているのは多分、コウモリ退治戦役後に連邦政府がそれまでの隠蔽体質を反省したのか、あえて公表したのだと思われる。
  デスペリオル（2013/10/19)