「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の登場人物 |
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ギルバート・デュランダル
【 説 明 】
- C.E.72におけるZAFT最高評議会議長。遺伝子工学の専門家でもある。
パトリック・ザラ時代とは打って変わっての平和主義を解き、ラクス・クラインに扮したミーア・キャンベルで市民の心を巧みに掴んだその裏では、セカンドシリーズや量産MSなどの開発にも熱を入れており、懐の見えない人物であった。 インパルスとシン・アスカや、戻って早々にセイバーを託されたアスラン・ザラ、先行試作機グフ・イグナイテッドを貰ったハイネ・ヴェステンフルス、さらにはデスティニーとレジェンドまでも送り込むなど、ミネルバの戦力強化には特に熱心だったが、そこにはかつての恋人にして、艦長であるタリア・グラディスが関係していると思われる。 また彼の理念の裏には、亡き旧友ラウ・ル・クルーゼの影も見受けられる。 メディア戦術にも明るく、人心を刺激してブルーコスモスのバックアップであるロゴスを崩壊させ、実質的に世界の指導者とも言える力を得た後は、デスティニー・プランと称した平和政策に着手する。 だが、この計画をよしとしないオーブ軍による戦いで最高指揮官として宇宙要塞メサイアにて軍を指揮、ネオ・ジェネシスやロゴスから奪ったレクイエムなどを使い、反対勢力を潰しにかかる。 しかし、オーブを照準としたレクイエムは発砲前に爆破、頼みの綱であるシン・アスカのデスティニーガンダムとレイ・ザ・バレルのレジェンドガンダムもストライク・フリーダムとインフィニット・ジャスティスに撃たれ、メサイアは機能停止に陥る。 崩壊間近のメサイアの中に現れたキラ・ヤマトに銃を向けながら「このままでは再び戦争は起きる。君はそれでいいのか」と問いかけるが、キラの「人類の明日への思い」を聴いたレイ・ザ・バレルによって撃たれ、彼とかつての恋人タリアと共に、メサイアの焔の中に消えていった。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINYにおける独立国家プラントの評議会議長。
文官のトップであり声がシャアだが完全に文官。もちろんMSなどには乗らない。 常に落ち着いた物腰と、その穏和な対応と裏腹に息吐くように嘘もつける謀略家。 独立して二年と年若い国家プラントを牽引するニューカマーとして登場した。
タリア・グラディスと元恋人・現愛人関係にあるが、関係が漏れるような脇の甘さはなかった。
【コメント】
- DESTINYプラン、そんなに悪い発想だったかな?
キラ達は、ちょっと思い込み激しすぎだと思う。 ミーアの一件を除けば、そんなに悪い人じゃありません。 少なくとも、政治家としては必要な人材。
- 同盟国への産業スパイの正当化に始まって、自国国防軍の軍紀の乱れをまるでとがめない・議会を通さないテロリストへの支援・愛人との爛れた関係・他人の偽者を使っての講演ステージ設置・国防委員長を通さない国軍への数々の越権行為・五年で何十億人と殺し大多数の無関係者すら死体に変えたプラントのトップであるにも拘わらず、デスティニープランなる怪しい計画をなんの根回しもなく発表して地球各国に白紙委任状を要求。開戦中の国さえあるのに信用されると何故思えたか不思議・先制的自衛権をぶち上げ外征に必死になりながら国防に失敗してコロニー六基崩壊・最後に大多数の国軍を巻き込んで敗戦死亡。
まさに風雲児!
- デスティニー・プランの提唱者にして不適格者第1号。ラクス・クライン及びその一派が邪魔なのは理解できるが、だからといって安直に暗殺を謀ったが為にかえってキラ・ヤマトetc...の戦争介入を早めたのは大きな失敗であり、本来なら可能な限り放置しておき、プラン提唱と同時に議長お得意の弁論術で、「自らの能力とその危険性を自覚するが故に歴史の表舞台から去った賢明な者たち」とでも誉め称えて封じ込めておくのが良策であったし、それを成し得るだけの能力は有していた。ついでに言えば、そうする事によって「プランの枠組みから逸脱した者たち」に対しても、「大人しく田舎で穏やかに暮らしている限りは余計な干渉はしない」という譲歩を示す事にもなる。
要約すると、「アンタは弁論が得意なんだから余計な真似しないでソレを徹底しなさい」である。
- 目を閉じるとやっぱりシャアだ〔笑〕
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