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「アフターコロニー」辞書

PPP

読 み ぱーふぇくと・ぴーす・ぷろぐらむ

【 説 明 】

  • PPPとは、ナノマシンへの特殊命令プログラムのことである。
    特定の人物が死亡すると、それに連動してPPPが発動。「SET(集合)」という命令によって、
    血液中のナノマシンが一か所に集合する、というものである。

    たったこれだけだが、集合したナノマシンは血栓になり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす。
    火星に来る人々は、風土病防止のためのワクチン(ナノマシン込み)を打っているため、PPP
    が発動した暁には、ジェノサイド(大量虐殺)が引き起こされると言われていた。

    更に面倒なのは、このPPPが医療ナノマシンとも共振するという事である。つまり、地球圏で
    医療ナノマシンを投与されている者も、この「SET」の影響を受けるということである。
    仮にPPPが起こった場合、地球圏・火星圏を合わせた総死亡者数は三十億人に達すると
    予想されている。

    防ぐことは不可能とされ、解除も極めて高度なパスワードが施されているので難しい。
    故にジェノサイドを防ぐために、連動した人物は、自殺も不慮の事故死も許されない。
    唯一『安らかな死』で解除できると言われているが、危険な賭けであることは違いない。

    現時点でPPPと連動している者は、ディズヌフ・ノイエンハイムの策略に嵌められたリリーナ
    ただ一人である。そのため彼女は、ドクターJの人工冷凍冬眠カプセルで、眠らざるを得なく
    なったのである。

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