「機動戦士ガンダムUC」の登場兵器 |
- ア行
- カ行
- サ行
- タ行
- ナ行
- ハ行
- マ行
- ヤ行
- ラ行
|
バイアラン・カスタム
読み | ばいあらん・かすたむ |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC |
型式番号 | RX-160S |
主な搭乗者 | ディエス・ロビン(1号機)、ビア・キャトリエム(2号機)、リディ・マーセナス |
【 説 明 】
- OVA版のUCに登場した機体。グリプス戦役の際にティターンズが開発したMSバイアランの
残存機を改良した技術試験機。
大気圏内飛行時間の延長を目的としており、各部スラスターを強化、プロペラントタンクを 増設し、機動力を強化している。また、腕部にはMSガブスレイが装備していたメガ粒子砲、 クローを装備している。尚、頭部は今までのモノアイではなく、バイザーになっている。
また、本機は2機存在し、劇中で活躍したのは、増設・改修が施された部分の統合がとれて いるか検証するために開発された1号機である。2号機は、背部にビームキャノンを内蔵した ムーバブル・バインダーを新たに装備。ギャプランの技術を反映して改修されたスラスター・ ユニットに換装することで、空間機動性が大幅に向上するとされていた。
トリントン基地襲撃の際、ビア・キャトリエムが乗り込んだ2号機は、格納庫内からビームを 放ち、直後にシステムダウンするが、ディエス・ロビンの乗り込んだ1号機は稼働する事に 成功し、ジオン残党軍のMSを多数撃破した。
- グリプス戦役時、連邦内部で横行したティターンズによる独自的兵器開発によって生み出された試作機体を改修したモビルスーツ。その外見は連邦軍の主戦力ジム・ジェガン系とは大きくかけ離れた異形の姿をしている。オリジナルの機体が持つ大きな特徴のひとつ、モビルスーツによる大気圏内の単独飛行能力を向上させる目的でカスタムされている。そのため、背面にはプロペラントタンク直結の増加スラスター2基が増設されている。両腕部はバイアランと同様ティターンズによって開発されたガブスレイの脚部クローアームに変更、さらにメガ粒子砲兼ビームサーベルユニットを搭載している。足先もクローアームとなっており、踵部分はティターンズが開発したバウンド・ドックのものと同形となっている。アッシマーの発展量産機といえるアンクシャと同様、ジオン技術の象徴であるモノアイセンサーを廃され、連邦規格のゴーグル式バイザーに改修。カラーリングもティターンズカラーである濃紺から連邦軍をイメージさせる白色系に再塗装されている。合計で2機の残存機が改修され、特に2号機はギャプランの機構を盛り込んで航空起動能力を向上させ、コックピットの内装も現行レイアウトに変更する予定があるとされる。バイアランなどのプロパガンダ的意味合いでジオニック技術を取り込んだティターンズの機体は、エゥーゴによって再編成された現連邦軍にとっては汚点ともいうべき存在である。過去に横行したティターンズの弾圧者のようなイメージは、一般民衆に対しても決して良いものではない。しかし、そうした黒い背景に囚われず純粋に機体性能に着目した技術陣によって生まれ変わったバイアラン・カスタムは、トリントン基地を襲撃したジオン残党軍に対して圧倒的性能を遺憾なく発揮。翻弄される旧世代のジム・ジェガン系モビルスーツに勝る活躍を見せた。
- トリントン基地の現地改修機であり、最新の技術は一切使用されていない。計画は基地整備兵のディエス・ロビン(ドナ・スター)が提案し、日々の目的を失っていた基地の兵たちは彼の熱にやられ次々と参加していった。軍の上層部からの命令でモノアイからバイザーに変更されている。
ova版機動戦士ガンダムucに登場。現地改修にもかかわらず、ゼー・ズール、カプール、デザート・ゲルググなどのジオン残党軍MSを多数撃破した。
マラサイの海ヘビで動きを止められ、カークス少佐が駆るザクI・スナイパータイプのビームスナイパーライフルによる狙撃を受け損傷するもマラサイを撃破、その後は不明。
【コメント】
- バイアランにはジェリドが乗っていたということもあり、悪役のイメージしか無かったが、
本機が出てきたことで、印象がメチャクチャ変わった。
- グリプス戦役時、連邦内部で横行したティターンズによるMS独自開発の負の遺産ともいうべき機体である。が、その性能はUC0096においても強力、皮肉にもジオン残党の猛攻を食い止める戦力となった。
- 未来に向かおうとする人々が作り上げたバイアラン・カスタムは過去の怨念に取り付かれたネオジオンのゼー・ズールやイフリート・シュナイドとは真逆と言えるであろう。
そもそもバイアラン自体ジオンに否定的なティターンズのMSであり、まさにジオンとはいろいろと真逆なMSとも言える。
※現在投稿停止中のため説明やコメントの追加は出来ません
|
不適切な表現や明らかな間違い、及び誤字脱字等を発見した方は
「連絡掲示板」へご連絡下さい。