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「機動戦士ガンダムSEED」の登場兵器

カラミティガンダム

読みからみてぃがんだむ
登場作品機動戦士ガンダムSEED
型式番号GAT-X131
主な搭乗者オルガ・サブナック

【 説 明 】

  • 地球軍の新型MS。砲撃戦用に火力を強化したMSで、同じ系列のバスターを遥かに上回る火力を備え、従来型のバッテリーで稼動する。レイダー、フォビドゥンと同様、トランスフェイズ装甲を装備しているため、実体弾は効かない。
    本機は強力な武装を持つが、特に胸部にある複列位相エネルギー砲:スキュラは連射性こそ低いものも威力は絶大で地球軍の小型艦艇なら一撃で撃沈可能。
    本機にはブーステッドマンであるオルガ・サブナックが搭乗し、多数のザフト艦船、MSを撃破したが、アスランの乗るジャスティスに真っ二つにされ、撃墜された。
    なお従来型バッテリーで稼動するのだが武装の大半がビーム砲撃兵器で、しかも近接戦用兵器を装備していないゆえに戦闘時はビーム砲撃に頼りすぎるため、エネルギー切れが早いという弱点もあった。
  •  地球連合軍が先行開発された5機のG兵器の開発データを基に強化、改良を行った新型モビルスーツで、ナチュラルでも操作可能なOSが搭載されている。
     X100系のフレームを持ち、バスターガンダムのコンセプトを踏襲した長距離砲撃戦を想定した機体であるが、高出力ジェネレーターを背景とした多数の砲門を備え、更にはイージスガンダムに装備されていた580mm複列位相エネルギー砲<スキュラ>までも装備しており、その火力はバスターガンダムを遥かに凌ぐ。
     また、同時期に作られたレイダーガンダム、フォビドゥンガンダムと同じく、装甲にトランスフェイズ装甲を採用することで、バッテリーの消費効率が大きく向上ている。とは言え、この機体の場合は大出力のビーム砲を多数装備していることから、バッテリー切れによって出撃早々に母艦へ帰艦するという場面も見られた。
     ブーステッドマンであるオルガ・サブナックが搭乗し、その圧倒的な火力と狂気に憑かれたような戦い振りで多数の敵モビルスーツを撃破するが、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてミーティア装備のフリーダムガンダムとジャスティスガンダムの連携攻撃の前に撃破された。

     全高は18.26m、重量は81.48t。ちなみにカラミティは災難の意。
  • フレームはシンプルなX100系の物を使用している為パーツの換装が容易であり、リビルド1416計画における万能MSの開発母体に選ばれた。

    この計画の産物としてソードカラミティが誕生したが、他にも様々な姿が計画されていた模様。しかし、105ダガーの完成と配備により、それ以上の派生機は生まれなかった。

    また、レイダーやフォビドゥンと異なり、量産はされていない。
  •  量産化されなかったのは、カラミティの武装が過剰過ぎたため、本来汎用機であるX100系の特性と矛盾したためである。
  • 武装

    125mm2連装高エネルギー超射程ビーム砲「シュラーク」
    背部に装備された2連装の大口径ビーム砲。口径に加え、通常のビームライフル以上の
    出力と連射性能も備える。この武装の装備で移動砲台の役割も担うようになった。

    337mmプラズマサボットバズーカ砲「トーデスブロック」
    手持ち式のバズーカ砲。名称どおり搭載されている弾頭をプラズマで包み込んで発砲する(デュエルのレールバズーカ「ゲイボルグ」も同じだが、こちらはリニアキャノンに近い)。
    連射性能こそ劣悪だが、威力は絶大。

    580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
    GAT-X303イージスに採用された物と同じ兵装。強奪された機体によって艦隊がこの兵
    装で消えてしまう事を目の当たりにした為、本機にも採用された。このスキュラを含め、
    シュラーク・トーデスブロック・ケーファーツヴァイによる一斉掃射は、バスターすら凌駕する
    威力を誇る。

    115mm2連装衝角砲「ケーファーツヴァイ」
    左腕に装着されたシールドに装備されたビームキャノン。このビームキャノンの装備箇所は、シールド上部に装備されている為、射角も変更可能。シールド先端部は、剣先状に
    鋭く尖った形状をしており、相手に接近された時の衝角としても使用可能。
  • 地球軍のGATシリーズの最新機、同じ型番のバスターよりも火力が大幅に上がっている。
    同時期に開発された、GATシリーズのレイダー、フォビドゥンと同じく、トランスフェイズ装甲を使用しており、
    これは初期GAT〜ZGMFガンダムシリーズに搭載されているフェイズシフト装甲と同じで実弾を全て無効にする。
    (種死のバリアブルフェイズシフト装甲は色を変えるところ以外は同じ)
    バッテリーは従来の物を使用しているのでエネルギー消費が激しく
    アニメでは二回目の出撃時にバッテリーが切れそうになり母艦に帰るシーンがある。
    武装では、胸部にはイージスに搭載されていた<スキュラ>があり、
    盾には、攻防一体型の盾を使っている。
    オーブ戦で投入されたが、第二次ヤキンドゥエ時に、
    強化武装ミーティアを装備したジャスティスの降り下ろしたビーム刃に真っ二つに斬られそこで終わりとなった。
  • 連合軍が開発した後期GAT-Xシリーズの一機で、X100ナンバーフレームを搭載したモビルスーツ。「災厄」「疫病神」を意味する名を冠する。初期にロールアウトされたバスターと同様、砲撃戦に特化した武装を多数装備しており、後方からの強力な火器攻撃を得意とする。特筆すべき点は、トランスフェイズ装甲システムの採用である。これは、初期GAT-Xシリーズの弱点でもあったフェイズシフト装甲展開による莫大な消費電力を克服するために開発されたもので、内部装甲のみが着弾を感知して瞬間的にフェイズシフト装甲を展開するというもの。さらにコックピットブロック周辺にのみこれを限定的に搭載している。これによって常時の電力消費を抑えている。この消費電力抑制により余剰エネルギーが発生しており、結果的に過剰なまでの火力強化が可能になった。主装備は『337mmプラズマサボット・バズーカ砲トーデスブロック』。「死の塊」を意味するこの武装は、発射弾頭にプラズマを帯びさせ、高速射出するもの。プラズマを帯びた高熱エネルギーによって弾の威力の上昇も図っている。背部には『125mm 2連装高エネルギー長射程ビーム砲シュラーク』を並列装備。大口径と高い連射性・出力を併せ持ち、エネルギー供給はバックパック内の大容量ジェネレーターから行われる。さらに胸部にはイージスにも装備されていた『580mm複列位相エネルギー砲スキュラ』を装備。後方からの砲撃を主眼に置いた本機は、当然ながら近接戦闘には不向きである。こうした死角的問題を前向きに改善するために、高威力・近接砲撃性を実証したこの大口径武装が搭載された。また前期GAT-Xシリーズとは規格を別にする新規設計シールドには『115mm 2連装衝角砲ケーファー・ツヴァイ』を装備。シールド装甲にはローラシア級の装甲部材を参考にしており、高い耐弾性を有し、耐ビームコーティングも施されている。またシールド先端は打突にも使用できるようデザインされている。豊富な武装を与えられた本機は、地対空からの砲撃を想定されているため単独での飛行能力は重視されなかった。よってホバーリング能力のみを与えられた。しかし同時にロールアウトしたGAT-X370レイダーのモビルアーマー形態と連携して、空戦攻撃にも対応する場面が見られた。パイロットであるブーステッドマン、オルガ・サブナックの攻撃的な性格によってその過剰なまでの武装を遺憾なく発揮。武装の一斉砲撃や、時として敵味方見境なく砲撃を繰り返すなど、その名の通りパイロット共々、戦場における「災厄」そのものともいえる存在であった。しかも、その武装類の多くが機体本体からのエネルギー供給に頼っているため、トランスフェイズ装甲による余剰エネルギー発生の恩恵を受けていたとしてもエネルギーの早期消耗が多々見受けられた。このエネルギー消耗の速さからオルガ・サブナックからは「バカモビルスーツ」呼ばわりされるなどした。ただし、このエネルギー消耗の速さは武装類はもとより、パイロットであるオルガ・サブナックの攻撃性にも問題があるように思われる。

【コメント】

  • シンの妹が死んだ原因と思われるモビルスーツ
  • デザイン、色、武器の種類、中の人(パイロット)の声から
    特撮番組「仮面ライダー龍騎」の仮面ライダーゾルダをモチーフにしている
    ・・・と思われていたが、スタッフ曰く『あくまで偶然』だそうだ。
  • 弾切れがおこると「○の錬○術師」のロ○・マス○ング大佐より「無能」になる・・・・
  • 実はレイダー、フォビドウンと比べると最も軽い
  • ビーム兵器は、結構強いと思うので中の人がエネルギーとか気にして戦えば強いと思う。
  • カラミティとは和訳すると「疫病神」という意味。
    パイロットであるオルガは仲間思いで他二人に比べるとマシ、だけど味方への攻撃も一番多い、とまぁ、名前通り色々と厄介な存在である。
    大気圏内では単独飛行できない(ホバー移動することはできる)のでレイダーガンダムによる運搬が必須なのだが、肝心のレイダーのパイロットであるクロトが短気なため運搬を拒否することがしばしばある。
    このあたりの運用のし辛さも、量産されない理由なのかもしれない。どっちにしろ、敵役とはいえ何故この名にしたし。
  • 第1期GAT-XシリーズでX100系フレームを採用した機体は、ストライク・デュエル・バスタ
    ーの3機。汎用性を前提とされている。デュエルは近接格闘、バスターは遠距離射撃性能
    、そしてストライクは前述の二つの特徴を融合させた機体。この3機とは対称となるのがカ
    ラミティで、ストライクはバックパックを交換して追加武装を使用するのに対して、こちらは
    機体の搭載武装そのものを丸ごと交換する仕様になっている。
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