トップ > 機動戦士ガンダムUC テスタメント −−> ホワイトベース

「機動戦士ガンダムUC テスタメント」の登場兵器

ホワイトベース

読みほわいとべーす
登場作品機動戦士ガンダムGUNDAM EVOLVE機動戦士ガンダムUC テスタメント
型式番号SCV-70 (異説 LMSD-71)
主な搭乗者ブライト・ノア、パオロ・カシアス

【 説 明 】

  • 艦籍番号 SCV-70 (異説 LMSD-71)
    艦級 ペガサス級 (異説 ホワイトベース級)
    艦種 強襲揚陸艦
    (異説 宇宙戦艦、宇宙空母、宇宙攻撃空母、MS搭載強襲揚陸艦、MS用揚陸艦 他)
    所属 地球連邦軍
    建造 ジャブローAブロック1号ドック (異説あり)
    全長 262m (異説 250m)
    全幅 202.5m (異説 190m、110.8m、110m)
    翼長 - (異説 180m、108m)
    全高 93m (異説 97m (艦橋まで83m))
    重量 32000t (異説 68000t)
    推進
    システム 4連装熱核ハイブリッド・エンジン・システム×2
    ミノフスキー・クラフト・システム
    出力 404525kW (550000ps)
    推力 巡航時: 16000t×4 (異説 32000t×2)
    総推力: - (異説 550000t)
    最高速度 マッハ12 (環境条件不明)
    収容能力 最高収容数:500名
    正規乗員数:125名 (異説 225名 他)
    センサー
    有効半径 -
    装甲材質 -
    艦長 パオロ・カシアス→ブライト・ノア
    主な武装 880mm2連装砲×2
    (異説 520mmあるいは580mm2連装主砲×2 あるいは実体弾式連装主砲×1)

    2連装メガ粒子砲×2
    (ジャブローで横連装から縦連装に換装説あり。異説 連装式偏向型メガ粒子砲砲塔×2)
    前部ミサイル発射装置×24
    (異説 3連装ミサイル発射装置)
    後部ミサイル発射装置×6
    (異説 小型ミサイル×36)
    対空機銃座×35以上
    (異説×18、及び20mm2連装対空砲座×32)

    主な艦載機
    モビルスーツ×3 (異説×6 9 12 15 他)
    RX-78 ガンダム×1
    RX-77 ガンキャノン×1→2(ジャブローで1機補充。補充されなかったとする説あり。)
    RX-75 ガンタンク×1→0
    (ジャブローで降荷。降荷されなかったとする説あり。)
    航空航宙機×7→8→9
    ガンペリー×1
    FF-X7 コア・ファイター×6
    FF-X7-Bst コア・ブースター×0→1→2
    (異説 Gファイター×0→1→2)
    宇宙艇×2 (異説 ×1)
    ランチ×2 (異説 ×1)

     地球連邦軍所属のペガサス級強襲揚陸艦2番艦である。但し、ホワイトベース級とも呼ばれ、宇宙戦艦(SBB)、宇宙空母(SCV)、宇宙攻撃空母(SCVA)、MS搭載強襲揚陸艦(LMSD)、MS用揚陸艦などに分類される事もあり、1番艦とされる事も多い。

     地球連邦軍の宇宙艦としては初めてモビルスーツの搭載能力を持ち、V作戦のRX計画によって建造されたRX-78 ガンダム、RX-77 ガンキャノン、RX-75 ガンタンクなどを搭載することを前提としている。主砲の他にメガ粒子砲連装2基4門などを装備している。搭載火器の火力は従来の宇宙戦艦などと比べれば低いが、搭載するモビルスーツの性能は高く、このモビルスーツが実質的な搭載火器の役割を果たしていた。
     この方式は軍部にとって結果的に満足できるものであったため、後にアーガマ級やラー・カイラム級など、似たような方式をとる艦が作られている。

     また、非常に特徴的な機能として、ミノフスキー・クラフト・システムにより大気圏内を浮上航行可能であるほか、単独で大気圏突入・離脱が可能である。この機能はあまり必要性がなかったためか、もしくは非常に高価であったため、後の地球連邦軍の艦にはほとんど引き継がれていない。

     そのほかの機能としては、艦全体が非常に細かくブロック化されており、部分部分を切り離す事が可能である(ア・バオア・クーにおいてエンジンが破損した際にエンジンを切り離せたのはこの機能があったからである)。また、両舷にカタパルトを有し、その外観が馬が手足を前後に伸ばした形に似ていたため、ジオン公国軍からは木馬(一説によればトロイの木馬)のコードネームで呼ばれていた。

     また、本艦は艦橋の広さや重力ブロックの充実から、元々艦隊旗艦として設計されたのではないかと指摘されている。ホワイトベースの第1艦橋は後に建造されたアルビオンの3倍の広さがあり、また同型艦であるサラブレッドが艦隊旗艦・部隊旗艦として使われている事も証拠としてあげられている。

     艦籍番号(船体番号)は『モビルスーツバリエーション』(MSV)によればSCV-70であり、一般的にはこちらが使われているが、講談社発行の書籍『機動戦士ガンダムMSVコレクションファイル 宇宙編』(1999年)によればLMSD-71とされる。

     V作戦により建造されたとされているが、『モビルスーツバリエーション』(厳密には講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション 3 連邦軍編』やバンダイ模型部(現:ホビー事業部)発行の雑誌「模型情報6月号/特別編集モビルスーツバリエーションハンドブック第四集」(共に1984年))などによると少し違うようである。

     一年戦争開始以前、地球連邦軍の「SCV-X計画」という計画からの始まりであり、当初、搭載される予定であった機種はFF-S3 セイバーフィッシュ航宙戦闘機12機であったという。「SCV-X計画」では、複数の開発計画を進行させるものであったらしく、その中の「SCV-27計画」あるいは「SCV-27A計画」が採用される。その計画の1番艦として建造されたのが、ホワイトベースであるという。また一時期、議会通過のための偽装として宇宙戦艦(SBB)に分類されていたが、起工時に宇宙空母(SCV)もしくはMS搭載強襲揚陸艦(LMSD)に艦種が変更されたとされる。

     SCV-27計画の艦船の建造は、0077年度戦力整備計画で承認。宇宙世紀0078年2月に、ジャブローAブロック1号ドックで起工される(0079年起工説あり、また、建造されたドックは不明であるとする説もある)。翌0079年1月に始まった一年戦争の初期の大敗を受けてV作戦が発動され、本艦は宇宙戦闘機ではなく、モビルスーツの運用を前提とした艦に計画を変更され、同年4月に改修。進宙は7月。竣工は9月1日である。

     本艦の艦級は『モビルスーツバリエーション』ではホワイトベース級であるが、公式設定ではペガサス級とされている。ペガサス(艦籍番号:SCV-69)の起工はほぼ同時期であり、本来、ペガサスのほうが先に就役する予定であった。しかし、エンジン部分の設計に問題が見つかり、ペガサスはその改修によって建造が大幅に遅れてしまった。ホワイトベースは後から起工した事により、建造がそこまで進んでいなかったために事前に回避する事ができ、結果としてペガサスより1週間早く竣工する事ができた。つまり、起工順に従えばペガサスが1番艦、ホワイトベースは2番艦となり、竣工順に従えばホワイトベースが1番艦、ペガサスは2番艦となる。

     なお、このエンジン部分の問題は完全には解決せず、ホワイトベースはこの不調に大きく悩まされた。そのため、ペガサス級(SCV系統)は3番艦でいったん打ち切り、4番艦以降は大幅に設計を変更した準ホワイトベース級(改ペガサス級、SCVA系統)として建造を続けたとされる。但し、近年、富士急ハイランドのイベント『ガンダム・ザ・ライド』(2000年)によって、ペガサス級5番艦とされるSCV-73 ブランリヴァルが設定され、SCV系統も建造が続けられた事が分かっている。
    以下の内容は講談社発行の書籍『機動戦士ガンダム公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』に従い、原則的に劇場版を本説、テレビアニメ版を異説として記述した。

     宇宙世紀0079年9月1日、ジャブローにて竣工。同年9月15日、パオロ・カシアス艦長指揮下の元、テストを兼ねルナツーへ向けて出航し、一説によれば9月17日に寄港。そして搭載するRXタイプモビルスーツを受領するため、9月18日、サイド7・1バンチに入港した。物語はここから始まる。

     9月15日の大気圏突破時、ジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐率いる特務部隊に発見されてしまい、振り切ろうと努力するも結局、捕捉されたままサイド7に入港してしまう。入港直後、同小隊による強襲を受け、パオロ・カシアス大佐は負傷。その後はブライト・ノアが艦長代行を務める。同時にパイロットを含む正規士官もほとんどが戦死または負傷してしまっていたため、下士官や訓練兵、サイド7から避難してきた民間人などで暫定的に運用される事となる。搭載する予定であったモビルスーツも多くが破壊、あるいは破棄せざるを得なくなってしまい、RX-78 ガンダム、RX-77 ガンキャノン、RX-75 ガンタンクをそれぞれ1機ずつ収納するのがやっとであった(搭載機数に関しては異説あり)。また、この際、史上初のモビルスーツ同士の戦闘が行われた。(サイド7遭遇戦)

     そして、アムロ・レイなどの活躍により、予定より30分遅れで9月18日のうちに出航。追撃を受けながらも9月20日、ルナツーに入港する。その際、再度シャア・アズナブルによる襲撃を受け、パオロ・カシアスは戦死し、宇宙葬が行われた。また、ここでG-3ガンダムを降ろしたという説がある(但し、現在ではオデッサ作戦の時期に引き渡したという説が一般的である)。9月22日、ルナツー司令ワッケイン少佐の命により、サラミス級巡洋艦1隻(艦名はマダガスカルとする説あり)と共にジャブローへ向けて出航する。9月23日、大気圏へ突入するが、その際シャア・アズナブルによる追撃を受け、ジャブローのある南アメリカではなくジオン公国軍占領下の北アメリカに降りてしまう。その後は戦力不足や推進エンジンの不調のため直接南進して南アメリカへ向かう事はできず、途中レビル将軍が派遣したマチルダ・アジャン中尉率いる第136補給部隊の支援を受けながら西進し、搭載兵器の性能やパイロットの能力にも助けられ幾多の戦果を挙げる事となる。

     10月4日、シアトルにてジオン公国地球方面軍司令官であるガルマ・ザビ大佐指揮の機動大隊と交戦し、これを殲滅。ガルマ・ザビは戦死する。その後、ガルマ・ザビの残党やランバ・ラル隊による襲撃を受けながらもさらに西進を続け、太平洋を横断し、10月10日、ロブ湖付近へ到着(異説では、10月7日に日本の山陰地方に到着したとされる)。レビル将軍の命によりオデッサ作戦に参加するため、中央アジアに進路をとる。11月2日、レビル将軍にカスピ海を渡るよう指示されるが、それを守れず中央アジアを進撃中、コア・ブースター(異説ではガンダム用支援パーツ「Gファイター」)1機を補充される。11月5日、幾度か交戦してきたランバ・ラル隊をついに撃破し、ランバ・ラル大尉は戦死する。その後、ランバ・ラル隊の残党と戦闘し、リュウ・ホセイが戦死する。11月9日には黒い三連星と交戦(異説では11月6日に初交戦)し、撃破している。黒い三連星、マチルダ・アジャンは戦死。また、異説ではジオン公国地球方面軍ヨーロッパ方面指揮官マ・クベ大佐の放った水爆ミサイルをガンダムが迎撃した。

     11月18日、ベルファストに入港する。11月19日、21日にジオン公国軍の26潜水戦隊(フラナガン隊)から2度にわたる襲撃を受けるがこれを撃破。フラナガン・ブーン、ミハル・ラトキエ戦死。11月21日深夜にベルファストを出航する。大西洋を横断し11月27日、ついにジャブローに入港した。実は11月22日からマッドアングラー隊に追尾されており、この入港でジャブローの位置がジオン公国軍に判明されてしまった。11月30日、ジオン公国軍によるジャブロー攻略戦が行われる。ホワイトベースの乗員も参加し、マッドアングラー隊のシャア・アズナブル大佐とガンダムが交戦。また、マッドアングラー隊によってモビルスーツ工場に仕掛けられた爆弾をホワイトベースの乗員が撤去した。

     ジャブローにて地球連邦宇宙軍第2連合艦隊(通称ティアンム鑑隊)第13独立部隊に所属が決定され、乗員の階級任命や昇格が行われた。ここでホワイトベースは大幅な改修を行われ、メガ粒子砲は横連装から縦連装に換装されたとされる説がある。またその際、ジャブローのドックで建造中であったペガサス級6番艦「SCVA-74」(名称未定、一説によれば後のスタリオン)はホワイトベースの特定修理のための部品取りのために建造を中止し、そのまま終戦まで放置された(建造か続けられたという説もある)。また、この時にガンタンクを降ろし、ガンキャノンC109を補充したとされる(異説ではされなかったとする)。さらに、コア・ブースター(異説ではGファイター)1機と、補充人員としてスレッガー・ロウ中尉が搭乗している。

     12月2日に囮艦の4隻の一つとしてジャブローを出航し、ルナツーのワッケイン少佐と合流するため再び宇宙へ向かう(一説によれば13日)。12月4日、ジオン公国軍のキャメル艦隊と交戦し全滅させる。ドレン大尉戦死。その後、サイド6のパルダ・コロニーに入港する。12月5日未明に出航し、ジオン公国軍のコンスコン艦隊と2度交戦。全滅させる。

     そしてサイド5のテキサスコロニー付近でワッケイン少佐の率いる第3艦隊と合流。12月24日、ソロモン攻略戦に参加。スレッガー・ロウ中尉がビグ・ザムに特攻し戦死するが、ガンダムによってビグ・ザムを撃破。ドズル・ザビ中将は戦死した。

     12月30日、ア・バオア・クー攻略戦に参加するため集合地点に向かうが、ソーラ・レイにより連邦艦隊はその3分の2を損失(ソーラ・レイ照射)。遅れて到着したホワイトベースはマゼラン級戦艦ルザルを旗艦とする第1大隊に編入され、連邦艦隊再集結の目印とされる。再集結後、連邦艦隊はア・バオア・クーへ向かい、12月31日、ホワイトベースはア・バオア・クー内部に突入し着床、大破し、そのまま破棄された。

     ホワイトベースの乗員はランチにてア・バオア・クーを脱出し、一説によればサラミス級巡洋艦フィラデルフィアに回収され、月面グラナダに到着している。彼らはその後、地球連邦政府により英雄として祭り上げられる事になる。

     小説版ではペガサス級強襲揚陸艦2番艦ホワイトベースではなく、ホワイトベース級強襲揚陸艦2番艦ペガサスとして登場する。基本的にアニメ版と同じ経緯をたどるが、途中でガンダム2号機は撃破、ペガサスも撃沈する。

     その後、ジャブローにてガンダムは濃いグレーで塗装された3号機に乗り換えられ、ペガサスの乗員も同型艦ペガサスJ(ペガサスジュニア)に乗り換えた。この艦名は前艦ペガサスにあやかって付けられたとされている。

     この設定は後に『モビルスーツバリエーション』に取り入れられ、グレーのガンダム3号機はG-3ガンダムに、ペガサスJはホワイトベースJr.(ホワイトベースジュニア、艦籍番号:SCV-71)となった。小説版とアニメ版ではペガサスとホワイトベースの立場が異なるため、こちらではホワイトベースにあやかって付けられたという設定になった。また、『モビルスーツバリエーション』でペガサス級ではなくホワイトベース級が正しいとされ、ホワイトベースが1番艦、ペガサスが2番艦とされているのも小説版の影響である。
  • 他のペガサス級には、1番艦「ペガサス」、3番艦「ホワイトベース供淵曠錺ぅ肇戞璽Jr./ペガサスJr.)」、4番艦「グレイファントム(トロイホース)」、5番艦「ブランリヴァル」、6番艦「スタリオン」、7番艦「アルビオン」がある。

【コメント】

※現在投稿停止中のため説明やコメントの追加は出来ません
不適切な表現や明らかな間違い、及び誤字脱字等を発見した方は
「連絡掲示板」
へご連絡下さい。