「機動戦士ガンダムUC テスタメント」の登場兵器

δプラス

読みでるたぷらす
登場作品機動戦士ガンダムUC機動戦士ガンダムUC バンデシネ機動戦士ガンダムUC テスタメント機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ
型式番号MSN-001A1
主な搭乗者リディ・マーセナス、オードリー・バーン、ピコ・アルティドール

【 説 明 】

  • クシャトリヤとの戦闘によって戦力の大部分を消耗したネェル・アーガマに配備された可変MSで大気圏単独突入や、大気圏内での飛行が可能な万能攻撃機。従来の百式系MSとは違い、耐ビームコーティングが施されていないためか、金色ではなく濃いグレー色に塗装されている。
  • 頭頂高:19.6m
    本体重量:27.2t
    ジェネレーター出力:2360kW
    スラスター総推力:92400kg
    センサー有効半径:16200m
    装甲素材:ガンダリウム合金
  • アナハイムが初期に開発した機体MSN-001『デルタガンダム』は可変機構における強度面の問題を解決できず、結果として可変機としての完成を断念し、モビルスーツ本体の性能を高める形でMSN-00100『百式』として建造された。そして『百式』が培った戦闘データと、MSZ-006『Zガンダム』などの完成された既存Z系列機体によって確立されている可変機構を融合させて、本来あるべき形としてついに到達した量産型可変モビルスーツがMSN-001A1『デルタプラス』である。形式番号末尾の“A1”からMSZ-006A1『ΖプラスA1型』に相当する仕様であることが推測される。ウェイブライダー形態では単独での大気圏突入能力、そして1G以下での飛行能力を有し直線的機動力ではZ系列にそれに違わぬポテンシャルを誇る。フェイスユニットや機体軽量化のため一部露出した内部フレーム、そしてウェイブライダー時の翼である背部のフレキシブルバインダーなど『百式』の意匠を随所に色濃く残している。ゴーグルバイザーの奥にはガンダムの特徴でもあるデュアルアイセンサーが隠れており、そうした意匠的な点でも連邦の主戦力ジム・ジェガン系とは一線を画す機体である。その外見は角のないガンダムを連想させるため、ネオジオンのアンジェロ・ザウパーからは“ガンダムもどき”と呼ばれた。そうしたΖ系列の血統を受け継ぐ『デルタプラス』は少数が試作量産されたが、U.C.0093に勃発した“シャアの叛乱”終結以降、表立った戦闘がなかったため、テストの機会が与えられず長らくお蔵入りしていた。そのうち1機が地球連邦軍独立機動艦隊ロンド・ベルの『ネェル・アーガマ』に配備された記録が残っている。配備当時、連邦の主力であるRGM-89『ジェガン』、そしてZ系列量産機としてほぼ完成していたRGZ-95『リゼル』と互換性が無いので運用にはやや難があったとされる。扱いも『リゼル』に比べややピーキーであるとの指摘もあるがしかし、規格外試作機として有する能力は正式採用機とは比べ物にならない高性能を発揮した。携行武器には専用装備も存在するが、アナハイム規格及び既存連邦規格のビームライフルをそのまま使用することも出来る。ロンド・ベルに配備された機体は、RGM-89『ジェガン』及びRGZ-95『リゼル』との互換性を考慮し、共通Eパックを使用するZ系ロングレイジバレルのビームライフルを装備していた。シールドは多くのZ系列機体同様、ミサイルとビームサーベルとビームガンを内臓。さらにセンサー類も備えられていてウェイブライダー時に機首となるため、シールドとしての役割は殆ど無い。ビームサーベルはシールドに収めたまま二本同時にビームを発進させることが出来る。余談ではあるが、本機『デルタプラス』のシルエットに非常に酷似した黄金のウェイブライダー機のテスト飛行と思しき目撃情報が複数存在するが、アナハイム・エレクトロニクスはこの情報に対して明確な回答は行っていない。これがCGモデリング上でのみ存在するといわれる『百式』本来の完成型、MSN-001『デルタガンダム』なのかどうか、真相は不明瞭なままである。
  • δ+の最後は小説と劇場版で大きく違う。
    小説版では飛行は可能な状態であったが、
    劇場版ではバンシィにより右半身をズタズタにされて、MSとしての原型を成さなくなっている。
    (そのためかリディは本機より降りて拳銃を撃っていた)

【コメント】

  • Ζプラスのδガンダム版といえばわかりやすい
  • 全体のシルエットは百式に近く、ビームサーベルの色は青い。リゼルの性能をやや上回る程度の性能だが、パイロットの技量によってはガンダムタイプに匹敵する性能を発揮する。またHGUCに記された「遠い記憶〜」から始まる文は、パイロットではなく『デルタプラス』からの一人称視点による小説的文章である。なので文中の《わたし》とは『デルタプラス』のことである。
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