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「ア」から始まる登場人物 |
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アイラ・ユルキアイネン
| 読み | あいら・ゆるきあいねん |
| 登場作品 | ガンダムビルドファイターズ |
| Ｃ Ｖ | 早見沙織 |
| 主な搭乗機 | キュベレイパピヨン、ミスサザビー、コマンドガンダム、ジェガン、量産型キュベレイ |
【 説 明 】
- フィンランドのガンプラチーム「ネメシス」に所属するガンプラファイターの少女。使用するガンプラはキュベレイパピヨン、後にミスサザビー。
ネメシスの関連組織であるフラナ機関で養育された「人類最強のファイター」であり、その腕前は借り物の適当なジェガンでネメシスのエースであるガウェインのデビルガンダムを一方的に瞬殺するほどである。ただし本人にはガンダムやガンプラに関する知識はなく、ガンプラバトルそのものも生きるための術としてやっているだけに過ぎず、心身ともに苦痛すら感じていた。
かつては身寄りのないストリートチルドレンとして天涯孤独の貧しい生活を送っていたが、彼女にプラフスキー粒子の動きを察知する事が出来る（つまり、ガンプラの動きを察知する）という特殊な能力があり、それでしばしばバトルの結果を当ててみせるという芸当を見せていた。それがフラナ機関のスタッフであるナイン・バルトの目に留まり、スカウトされる事となった。ただし、その後は人体実験同然の訓練に明け暮れる日々となった。
バトル時にはエンボディなるスーツを着用しているが、これはアイラの能力をさらに拡大させて粒子の動きを可視化させるというものであったが、使用すると頭痛などの副作用も与える事となる。なお観客からは当然ながら単なるコスプレとしか見られていない模様である。
ネメシスの面々の前では寡黙なキャラクターとなっているが、本来の性格は負けず嫌いの中々に明るい性格である。また、その生い立ちゆえなのか異常に食い気が張っており、食べ物を目の前にすると普段の冷徹そうな表情が一気に綻ぶという一面も持っている。度々宿舎を抜け出して買い食いをしており、その時最後の一個の肉まんを巡ってレイジと知り合う事となった。
その後もたびたびレイジやセイと関わる事となるが、大会出場で既に本名を登録しているため、本人は正体を隠すため「アイナ」と名乗っていた。なお、バトル出場時はスーツで顔が隠れているため、レイジたちはアイナ＝アイラという事には後々まで気付かなかった。
ところが準々決勝でフェリーニのWフェニーチェとのバトル中、既に勝利したにもかかわらずエンボディの暴走でフェニーチェを滅多刺しにして破壊し更に止めるために乱入したレイジのビギニングガンダムを破壊したうえ、ヘルメットが脱げて素顔をレイジに見られた事で大いに失望され、精神的に沈んだ状態で準決勝でレイジとバトルに及ぶ事となった。
勝てば今までに築いたレイジたちとの仲、そして負ければ居場所を失うという恐怖の板挟みとエンボディによる強制的な強化に苦しみながらもレイジのスタービルドストライクを圧倒するが、その途中チナを経由して貰ったレイジのアリスタ（1話でセイに与えられたもの）を経由し、レイジに心の中の助けを求める叫びが聞こえた事で心を通わせ、「居場所なんかどうにでもなる」と説得されて葛藤を振り払う事に成功した。
・・・が、直後レイジから「バッカじゃねーの」と返され状況が一変。激怒したアイラはメットを脱ぎ捨て素の状態で痴話喧嘩を交えたバトル（なお、全世界中継である）に突入する。止めに入ったバルトを突き飛ばし、更にネメシスの会長とその孫を怒鳴り黙らせて、本心で決着を付けにかかるが、自分の能力が仇となり、RGシステムの影響で全身に大量の粒子を纏ったスタービルドストライクを補足しきれず、花畑の中でビルドナックルの一撃にて敗北。しかし、その表情はもはや晴れやかなものであった。
その後はネメシスをクビになるが、先に交わしたレイジとの口約束により、イオリ模型店に身を寄せる事となる。この事に関しては、当初セイたちはバトルが終わるまで何も聞かされていなかったが、後々リン子により快諾された。
イオリ家に身を寄せるようになってからは、チナの協力を受けつつ自分専用のガンプラであるミスサザビーを製作。それまでガンプラはコマンドガンダムしか作った事がなかったが、それまでの経験を活かして作られており、完成度の高いガンプラとなった。
決勝戦では暴走したアリスタを食い止めるべく戦闘に参加。ミスサザビーでその能力をいかんなく発揮して活躍するが、ア・バオア・クーからの攻撃からスタービルドストライクを庇い大破した。
大会の後はアリアンに戻ったレイジを追い（自分が所有していたアリスタの力による）、レイジにビギニングを手渡した。イオリ家以外に特に身寄りもないため、そのままアリアンに居着く模様である。小さな街のストリートチルドレンから一転、アリアンの王子と一緒になるという、ガンダムシリーズでも珍しい劇的に成功した人物となった。
【コメント】
- 姓の｢ユルキアイネン｣が覚えにくく、更に｢〜ネン｣という響きが関西弁のように聞こえて弄りやすい事から、バトルに積極的でない態度から｢ヤルキナイネン｣、食いしん坊キャラから｢ハラヘッテルネン｣｢ハラペコヤネン｣など、様々な愛称で呼ばれる。
なお、｢〜ネン(『〜の人』の意)｣という姓自体はフィンランドではごく一般的なものである。
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