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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY」の登場兵器

試作型ザクウォーリア

読みしさくがたざくうぉーりあ
登場作品機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
型式番号ZGMF-X999S
主な搭乗者コートニー・ヒエロニムス

【 説 明 】

  •  C.E.71年の戦争末期に開発された、ザフト軍の試作型MS。
     ”ZGMF-Xシリーズにおいて実用化された数々のスーパーテクノロジーを如何に量産機に落とし込むか”また”既にロートルとなりつつあったZGMF-1017に替わるネオ・スタンダードとなりうる機体”を開発の基本指針とされた当機は、汎用性の高さと、連合の量産MSに圧倒的に勝る力を得ることになった。
     最大の特徴はZGMF-Xシリーズで実用化された切り札「Nジャマー・キャンセラー」を搭載している点である。当機の量産成功は即ち「Nジャマー・キャンセラー」の量産化であり、戦後においてもザフトが軍事的優位を保つことが出来ることを決定付けることになった。
     しかし、連合との戦争が終結し、停戦協定「ユニウス条約」が結ばれると状況は一変する。両勢力が保有するMSの数が制限されたほか、「Nジャマー・キャンセラー」「ミラージュ・コロイド」などの、一つで戦局を変え得る兵器の開発が禁止されたことにより、条約発効時46機まで建造されていた当機は、その全てが解体・破棄されることになった。とはいえ、これは表向きだけであり、実際に解体が確認されたのはその半数に留まっている。残りの機体の消息は、依然不明のままだ。
     だが、この試作機の開発の成功によりザフト軍「セカンドステージ」のMS開発指針はほぼ決定された。「Nジャマー・キャンセラー」こそ無いがカタログスペックの上ではGAT-Xシリーズを上回る性能を発揮し、また次のステージに上がった証明に「ザクウォーリア」から採用されたのは当機の続き番”ZGMF-1000”通称「ニュー・ミレニアムシリーズ」。歴史の闇に飲み込まれた当機ではあったが、その礎は確実に次世代へと継承されたのであった。
     ちなみに当機は、プロトタイプであったことを揶揄した「9(キュー・旧?)ザク」、またはその型式番号から「ザク999(トリプルナイン)」という愛称で呼ばれていたようだ。
  • 尚、コートニー仕様機はスウェン・カル・バヤンのストライクIWSPと戦って大破している。
  • 量産機(の試作機)ながらその能力は極めて高く、南米ではパイロットの技量も相俟って1機で数十機のダガーL部隊を全滅させたという記録がある。

    結局核エンジンとPS装甲は外されたが、本体のスペックが優れていた為、バッテリー動力化と若干の改修を受けてザクウォーリアとして正式配備された。

【コメント】

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