「機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)」の登場人物 |
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ホーマー・カタギリ
【 説 明 】
- 元ユニオンの高官。GNフラッグの開発に関わっていた。名前から分かるように、ビリーの親戚で、彼の叔父にあたる。アロウズの司令をやっており、ソレスタル・ビーイングが復活した際にはイノベイターと組んで倒そうとした。また、アロウズの存在を正当化するため、情報操作も指示していたとされる。大の日本通で、掛け軸や畳を敷いた部屋などを持っている。アロウズの解体が分かった際には自ら腹を切り、自害した。
- アロウズの司令官。檻の中の平和の為に反政府勢力ばかりか、連邦市民も数万人規模で犠牲にする事を厭わない。偽りの平和に惰眠を貪る市民達を覚醒させては平和は得られないという不可解な考えを持つ。
日本文化に造詣が深いホーマーが、グラハムの「武士道」が勘違いだと気付かない筈はない。勘違いをしていると承知の上で何も言わず、アロウズによる統一の為に敢えて沈黙していたと思われる。
【コメント】
- 自殺は逃避でしかない。新連邦の女性大統領が演説する中、他のアロウズ幹部に責任転嫁して切腹した姿が。責任者が責任を取らずに死んだ場合、彼よりも軽い責任を担う者が死んだ責任者の分まで責任の量が増えるのは明白である。
- ビリーが人は檻の中の平和が一番だと言いましたが、ホーマーはそれを実行段階に進めた男です。本気で動物園の中の動物の扱いが人類に平和を齎すと考え、リボンズ達の支配を是としていました。但し、永続的な支配を受けるつもりはなく、いずれは操り糸を断つつもりでした。
アロウズがソレスタルビーイングに敗れ、その悪行が世に知られ解体された挙げ句、自身が望んだ形での恒久和平が実現しなかった失意から自殺しました。一体、どういう和平の形を望んでいたのかは不明です。キム中将と裏取引してまでセルゲイをアフリカタワーに密使として送り込んだのは何が目的だったのか、今一つはっきりしません。
市民の目が醒めたら実現できない「恒久和平」とは何でしょうね?
- 切腹はある種のパフォーマンスという意味合いもあるでしょう。そのような凄絶な最期が国民に伝われば、アロウズへの悪感情も多少は薄れるかもしれませんし、同情から「これで責任はとられた」という感覚も生まれるでしょうからね。
屋敷の趣味からしても切腹という行為に酔っている側面もあるでしょうが。
また、彼が求めた恒久和平は「圧倒的な武力により反抗できるような勢力を無くすこと」というのは劇中から分かると思います・
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