「機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う」の登場兵器 |
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ザクI・スナイパータイプ
【 説 明 】
- ジオン軍が一年戦争末期に投入した機体でカルフォルニアベースにて試作された。回避や格闘戦能力を犠牲しているが狙撃戦に特化した機体でありジオン公国軍にとっては数少ないビームスナイパーライフル搭載機である。
頭部を強硬偵察用ザクのモノアイを流用しT字型レールにより視覚を広げており、ビーム・スナイパーライフル用にサブジュネレーターをバックパックに装着している。脚部に収用式ニーパットを新規開発し射撃ポジションを取りやすくした。ヒートトマホークや頭部バルカン砲を装備しているとは言え敵MSとの格闘戦闘には向かないので友軍MSか機動兵器の護衛が必用になるが戦争末期だったので単機で運用されたケースが多かった。
- 「機動戦士ガンダムUC」では、ガランシェール隊と共闘するシンブ隊の一員「ヨンム・カークス」の愛機として登場する。
劇中でバナージとミネバを助けるため、ザクキャノンやガルスK、ザクマリナー、ドムトローペン、ドワッジ、カプール等旧世代モビルスーツでトリントン基地、そしてそこに駐留していたラー・カイラムやトライスター隊を襲撃した。
OVA版ではロニ・ガーベイと乗機シャンブロの支援に徹し、飛行中のファットアンクルから敵MSを正確に狙撃するという荒業を披露した。 ユニコーンが示した座標であるトリントン基地では、市街地も基地施設も関係なしに侵攻するロニを援護し続けたが、トライスター隊の猛攻で劣勢に陥る。最終的に残った一発分のエネルギーで自身の融合炉を撃ち、自爆しようとした。だがトライスター隊によって阻止され、最終的には蜂の巣にされ撃破されていった。
- 本来MSの長所である機動性・運動性・格闘能力を犠牲にして、当時としては最新兵器であったビームライフルを長距離仕様にして装備させることで可走性のある固定砲台にした兵器。一年戦争開戦時にすでに旧式化が始まっていたザクIをベースにしているとはいえ、いかにも欠乏した戦力の穴を埋めるための現地改修的な機体である。
回避能力に加え(トーチカのような完全固定の砲台に比べればはるかに移動は容易であるものの)戦術レベルでの移動能力も低下しているので、名前通りにスナイプを単独でこなすのは大変危険。相手も単独行動でもしていない限り、初撃のあとの反撃で容易に餌食になってしまうだろう。 現実的な使用としては、あくまで前線で交戦中の部隊に対する援護などの長距離支援に徹するか、ヨシム・カークス機のように機体とは別の足を確保する必要性があると思われる。ただし、そのような理想的な使い方ができる余裕があれば、そもそもこのような形での戦力補充は行われなかったであろうという話ではあるが。 なお、空中の足として優秀なドダイとの連携が確認されていないので、技術的な問題があった可能性がある(もちろん、たまたま確認されていないだけの可能性も否定はしない)。 なお、ヨシム・カークス機のビームライフルはエネルギーパックが使用できることやその威力からして、一年戦争以降に造られたものを入手して使用している可能性が高い。
【コメント】
- ジオン軍はメガ粒子砲技術には長けていたが小型化は遅れており、ゲルググの実用化でようやく技術が確立され応用機体が数多く生み出された。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆』(アーケートゲーム)で登場した機体。
- ビギニングGという作品にもオリジナルとは異なる塗装の機体が登場する
- HGUCのカークス仕様機は通常機と比べると左肩のアーマー、頭部に差異がある。また、エネルギーパックのキットが同梱されている。
- ガンダム戦記(ps3)でも意外なとこから撃ってくるから脅威です
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