「機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)」の登場人物

ソーマ・ピーリス

読みそーま・ぴーりす
登場作品機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)00 アナスタシア機動戦士ガンダム00 in those days機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-機動戦士ガンダム00 アナザーストーリー 4MONTH FOR 2312ガンダムEXA
C V小笠原亜里沙
主な搭乗機ティエレンタオツー、GN-X、アヘッド脳量子波対応型「スマルトロン」、GNアーチャー、ガンダムハルート

【 説 明 】

  • 機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)
    • 身長:156cm 体重:46kg 年齢:18歳
      人革連の超人機関技術研究所によって生み出された強化兵士「超兵」の第1号体。対ソレスタルビーイングの切り札としてセルゲイの部隊に配属された。配属後の階級は少尉。

      白髪に金色の瞳が特徴の少女で、実年齢以上に幼い容姿を持つ。受精卵の段階で遺伝子調整を施されたデザインベビーであり、後天的な改造手術や投薬によって常人を遥かに上回る身体能力を持つ。
      普段は情緒に乏しく極めて軍人気質な性格だが、同胞の死に直面した際は悲しみと怒りの感情を見せるなど、根源的な人間性は持ち合わせている。

      同じ超人機関出身者であるアレルヤ(ハレルヤ)とは、互いの脳量子波の干渉をきっかけに宿命的な因縁が生まれる。
    • 彼女のパイロットスーツのヘルメットは、内部から自分の脳量子波を放出できるようになっているが、外部(アレルヤ等他の超兵)からの脳量子波をシャットアウトできるようになっている。(最初はこの機能は搭載されていなかったが、ハレルヤとの脳量子波干渉による暴走事故を経験してこの機能が追加された)
    • 人革連軍の宇宙軍中佐セルゲイ・スミルノフ麾下のMSパイロット。階級は少尉。アレルヤを含めた複数の被験体でデータ収集し、それにより「超兵」として改造を重ねた超兵一号である。最初から超兵として造り出された為、他の被験体とは異なりコードネームとはいえ名を持っていた。幼い頃の名は「マリー・パーファシー」である。脳量子波施行処置手術直後の「被験体E−57(アレルヤ)」と出逢い、過去の記憶を実験で破壊された彼に名前を授けた。アレルヤが同じ廃棄処分に決まった被験体達と共に脱出し、CBによる武力介入開始より僅か数ヶ月前、閉鎖に追い込まれかけた超人機関により別人格を上書きされ、失った五感を復元するもマリーとしての人格と記憶を封印された。新たに「ソーマ・ピーリス」というコードネームを与えられ、軍に派遣された。しかし、本来「超兵」に求められた能力の実現には至らない失敗作だった。

      完全体の超兵としての矜持を持つようにと刷り込みを為された為、機関から与えられた「ソーマ・ピーリス」という名と超兵である事を誇りに思っており、同じ機関出身者でありながらソレスタルビーイングの一員となったアレルヤに対する反発は生半可なモノではなかった。更には、自身の専用機「ティエレン超兵型」ティエレンタオツーの機体性能テストの際、折悪くテストが行われた宙域の軌道エレベーター内にアレルヤがいた為、脳量子波の干渉により錯乱状態に陥り、重力ブロックの大気圏落下未遂事件を起こしてしまう。それ以降はパイロットスーツに遮断処置を施され、一方的に干渉による苦痛をアレルヤに与えて戦況を有利にする手段として重用された。しかし、アレルヤを鹵獲同然の状況に追い詰めても勝利した事は無かった為、無機質な印象の強いピーリスにしては珍しく敵愾心を剥き出しにし猛々しく攻撃を行った。

      軍に戦果を齎す事で超人機関に貢献する事を求められ、任務の完遂こそが至上だと教えられるままに行動した。軍命にというよりは機関に忠実だった為、自身の手で戦果を挙げる事に固執し、上官であるセルゲイの命令を無視して暴挙に出る事が少なからずあった。ガンダム鹵獲作戦が失敗し損壊を被った機体での帰路でキュリオスに遭遇した際、セルゲイの制止を無視して無謀な攻撃に走って掛け値無しに容赦のないハレルヤに嬲り殺しにされかけ、自身の能力を惜しんで庇ったミン中尉の戦死を招いてしまう。

      セルゲイにより一人の人間として扱われた為、次第に人間らしい感情に目覚めてゆくが、超人機関の刷り込みは根強く彼女を支配し、擬似太陽炉[T(タウ)]搭載型MSジンクス30機が三国家群に齎され「頂武ジンクス部隊」が結成された際、ジンクスのパイロットにと志願し、出しゃばった行為と評されがちな真似をするもキム中将に受諾されたが、パイロットの選定を任されたセルゲイが自身を外したがっていた心情を察する事は出来なかった。頂武ジンクス部隊としての初出撃でトリニティを圧倒するも討ち漏らした為、追撃をしようとしてセルゲイに止められて反論しかけ、眼下の基地を見ろと促され我が目を疑った。壊滅状態に近い損害を受けても友軍の勝利に湧く基地の兵士達を見て戸惑い、これが「勝利の美酒」とセルゲイに教えられ、心の中に暖かいモノが満ちるのを感じて再びそれを求めるのだった。

      最終決戦で再び命令を聞かずに突進してしまい窮地に陥るがセルゲイに庇われ、反撃でキュリオスを大破させる事に成功した。その直後、セルゲイを救出する事を選んで戦闘続行を拒み、彼を驚かせた。軍人としてよりもセルゲイを慕う娘としての心情を優先した事が、アレルヤの太陽炉射出を助けする結果をも齎した。セルゲイが負傷した死闘の最中、アレルヤと同調したハレルヤから失敗作なのは自身の方だと言われ逆上するが、攻撃を悉く躱され一方的に損害を受けた事で事実であると思い知らされてしまう。

      超兵のあるべき姿とは「反射と思考の融合」である為、優れた脳量子波を有してもそれによる超反射能力の速度域に思考が追いつかず自力で脳量子波の干渉を遮断できないピーリスこそ、自身で言う所の「出来損ないの失敗作」だった。因みに、超人機関が被験体に付加した脳量子波は不完全である。ピーリスは脳量子波で素早い対応が可能だが、朧気に感知するというレベルであり、感知(受信)は出来てもイノベイドのように脳量子波に思考を乗せての会話(送受信)は不可能だった。
  • 機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)
    • 国連軍とソレスタルビーイングの戦闘の後、キム司令の計らいでセルゲイの元に預けられた。
      しかし、アロウズの発足に伴い、再びソレスタルビーイングとの戦いに巻き込まれることになる。その最中、アレルヤを奪還されてしまうが、その後も幾度と無くアリオスガンダムと対峙することになった。
      戦闘の最中、乗機であるスマルトロンがアリオスガンダムに取り付かれてアレルヤと共に遭難することになってしまうが、後に「マリー・パーファシー」だった頃の記憶を取り戻してアレルヤとの再会を果たすことが出来た。
      その後、セルゲイとの別れを経てソレスタルビーイングに身を置くことになった。
    • マリーに戻ってからは、アレルヤが戦いに巻き込むことを良しとしなかったこともあり戦闘には参加しなかった(何度か出撃しようとはしたが、いずれも未遂で終わっている)。しかし機動エレベーター崩壊の際、ついにGNアーチャーを駆り出撃、多くの人命を救った。しかしその直後、恩師セルゲイの死を知りソーマに戻ってしまう。
      その後はアレルヤとともに出撃し、最終決戦にも参加。OOの影響でマリーに戻り、仇であったアンドレイと交信、和解した。
      その後は地球でアレルヤと共に歩く姿が確認されている。
    • 本名:マリー・パーファシー
      身長:166cm 体重:43kg 血液型:B型 年齢:23歳
      誕生日:2289年5月21日 星座:双子座 階級:中尉 役職:MSパイロット

      日本人のように幼く見える外見や低身長の人種の遺伝子が使われたらしく、23歳の現在で漸く18歳の少女らしい外見に達しており、セルゲイとの生活で女性らしい所作を身に付けた。

      各国家群の軍が解体された当初はセルゲイとは別の部隊に配属された。しかし、人体実験の産物である「超兵」という出自を連邦軍内部で扱いかねたキム中将が「監視」の名目で人革連軍時代の元上官たるセルゲイに彼女の身柄を預ける決定を下し、自身もまた予てよりセルゲイの部隊への転属を希望していた事で同居が始まり、アンドレイが訪れるまでの3年を平穏に暮らした。養子縁組の件が持ち上がるも新生CBの活動開始に伴いアロウズ転属命令が下り、セルゲイに対する返事は保留のまま新たな任務に就いた。超人機関しか知らずに育った「箱入り」である為、戦争というものを理解していなかった。カタロンの基地のオートマオンによる虐殺を見て、自身が命じられるままに行ってきた戦争行為が「人殺し」である事をこの時初めて知った。超人機関に植え付けられた「兵器」という自己認識ゆえに戦場に留まり、一旦は受諾する旨をセルゲイに伝えた養子縁組の件を固辞した。自身の父になりたいというセルゲイの申し出を嬉しく思いながらも躊躇っていたのは「ピーリス」と呼ばれなくなる事が寂しく感じたからだった。同時期、補充要員としてMS部隊に配属されたルイス・ハレヴィと出逢うが、微弱ながらも彼女が有していた脳量子波により自身と同様に無理をし、心の中で「誰か(沙慈)」を想い涙を流している事を感じ取った。

      ピーリスの戦闘能力は周囲が認識する程には高くは無かった。ハレルヤを欠いたアレルヤとの戦闘で彼を圧倒するも、他の被験体とは一線を画したアレルヤの搭乗するアリオスを被弾させる事はなかなか出来ぬまま、逆にアリオスに取り付かれて墜落してしまう。システムダウンした機体を捨て白兵戦を挑むが悉く躱され、うっかり接触して脳量子波の干渉を受けた結果、基本人格(生来の人格)マリー・パーファシーが覚醒した。ピーリスがセルゲイとの同居でマリー側に近づいていた事と、刹那がトランザムを使った事がピーリスの脳量子波に影響しての覚醒だった。マリーは脳量子波を得た代償に五感を失った失敗作である為、本来なら実戦投入される筈も無くアレルヤも「ピーリス=マリー」だとは思いも寄らなかった。しかし、CBが武力介入を開始する僅か数ヶ月前、閉鎖の危機に瀕した超人機関によりピーリスの人格を上書きされ、その五感を復元し「完全体の超兵ソーマ・ピーリス」だと吹き込まれて派遣され、ピーリスとしての彼女は軍に派遣される少し前からの記憶しかなかった。

      ブレイクピラー事件でアンドレイによるセルゲイ殺害を目撃したショックで再び人格交代が起こり、覚醒したピーリスは戦場に舞い戻ってしまう。

      戦況の深刻さから次第にトレミーのミッションに協力的になるが、戦場を離れる事だけは頑なに拒絶した。しかし、リボンズ一味との最終決戦に臨む際に「政府や軍のエゴの犠牲者」を出すまいとするアレルヤの想いに触れ、漸くアレルヤの心情を理解するに至り、出撃に際し彼に「マリー」と呼ぶ事を許し初の連係プレーを展開した。アリオスや0ガンダムと共にトレミー防衛に全力を注ぐが、GNアーチャーはラッセの搭乗する0ガンダムと同様にGNドライヴを有していない為、粒子切れで格好の標的となり幾度もガガ部隊の特攻を受け失神してしまう。トランザムバーストにより虹色に煌めく高濃度GN粒子が満ち溢れる中、意識を取り戻したが既にマリーへと三度の人格交代が起こった後だった。

      イノベイターに覚醒した刹那が人々の心を繋ぐ中でマリーとアンドレイも交感し、マリーは自身も再び眠ったピーリスもフィルター越しにしかセルゲイとアンドレイを知らずにいた事を悟った。セルゲイが息子から逃げた結果、アンドレイは凍てつく孤独の中に置き去りにされ、父を求めて泣き続けていた事を知る。セルゲイが息子と向き合い理解し合う努力を怠り、アンドレイにしてみれば捨てられたも同然の14年の歳月が父と子の心を遠ざけ、そのすれ違いが引き起こした悲劇である為、ピーリスのままであったとしてもアンドレイを一方的に糾弾し殺害する事はもはや不可能だった。アンドレイが一方的に悪いような物言いではあるものの、逃避癖がついて想いを形にする事を忘れていたセルゲイが死に際まで息子を愛していた事を伝え、それによりアンドレイの心に幼い頃に失った父親への信頼が甦るのを知った。
    • 2nd後半は複数の怨嗟が渦巻いていた。その一つがピーリスのトレミー側に属しながらも自身の憎悪に染まった戦いだった。彼女の基本人格マリーもピーリスと同様にアンドレイに憎しみを抱いた為か、愛よりも復讐を選んでアレルヤの想いを踏み躙った。CBにとって重要な存在であるマイスターのアレルヤや彼の為に説得を試みた沙慈に対しての暴言もピーリスは恥じる事は無かった。そんなピーリスの愚挙や戦力になっていない事実にトレミークルーが彼女を咎める事は一切無く、それどころか見えない聞こえないフリをしたり逆に煽るという不可解な対応がピーリスの身勝手な行動に拍車を掛けた。

      アレルヤとセルゲイの「マリー(ピーリス)を戦場から解き放ちたい」という願いを知りながら、元々トレミークルーの大半がピーリスにアロウズの情報やいざという時の戦力として期待していた為、ただ敵の総数を減らすだけでもピーリス参戦を諸手を上げて歓迎し、アレルヤの想いもセルゲイの願いも黙殺された。ピーリスに変貌したマリーに困惑しアレルヤの心情を慮るクルーもいるにはいたが、不利な状況を何とかしたいと切望しており、沙慈のようにピーリスの参戦に異議を唱える事は無かった。戦力不足は戦闘員を補充しなかった自分達の落ち度であるのだが、ピーリス参戦に対する反対派はトレミー内には存在しなかった。

      ピーリス表在化の原因となったブレイクピラー事件の際、マリーは迂闊にも通信回線を開いてセルゲイに話しかけ、誰かに傍受されセルゲイを窮地に追いやる危険な行為に気づく事は無くかった。ピーリスもまた戦場で通信回線を開いて恨み事をぶつけると共にアンドレイに自身の生存を知らしめてしまった為、セルゲイは軍を裏切ってクーデターに加担するブレイクピラー以前からCBに癒着していたのだとアンドレイの誤解を深めてしまい、煽ってしまった自らの過ちを悟る事は無かった。そのピーリスも流石に様々な出来事を経て身勝手な行為に走る事を戒めるようになり、最終局面で漸くアレルヤの心情を遅まきながら理解し、彼の良きパートナーとなってトレミー防衛にも協力するに至った。しかしながら、アンドレイを殺す事しか頭に無かったピーリスがいつ話し合おうという、以前の彼女にしてみれば血迷った行為を選択するに至ったかは不明である。

      セルゲイを殺した理由をアンドレイに問い質したいのはマリーも同様であった為、 アレルヤとセルゲイが穏やかに暮らして欲しいという願いに背いても戦場に立ったのは彼女達の心情からすれば無理からぬ事である。しかし、自身を戦わせたくないアレルヤを頭ごなしに拒絶したりせず、戦場に立ちたい動機を告げて協力を求めるべきだった。ピーリスが一言「大佐を手に掛けた理由を問いたい」と真摯に訴えれば、アレルヤとて頑なに反対したりはしない筈である。淡白な反応かもしれないがアレルヤもセルゲイの死を悼んでいたのだ。しかし、ピーリスは元より何故かマリーまでもがアレルヤと話し合うという発想は無かった。

      描写はないものの、最終決戦に出撃する際のアレルヤに対する態度からしてもブレイクピラー以降の暴言暴挙を猛省したらしいピーリス自身の謝罪があり得た為、その頃のアレルヤや沙慈に対する「もう一人の自分」の言動や彼女に水面下で賛同し、特にアレルヤの心を踏みつけた事についてピーリスの分も含めてマリーが自らの非を謝罪した事は想像に難くない。

      終戦後、ティエリアからメールを受け取ったアレルヤと共にマリーはトレミーを退艦した。アレルヤの居る場所こそが、彼女の居るべき場所だからである。その後、地球外生命体の襲来により地球が滅亡の危機に瀕する西暦2314年までの2年をアレルヤと共に過ごした。アレルヤと亡きセルゲイ、和解したアンドレイが願った如くに。
  • 機動戦士ガンダム00 in those days
    • 映画特報では背中側の髪を細い三つ編みにしていたが、この時点では髪を左右に分けて三つ編みにしている。アレルヤの伸びた髪を括ってあげていた。因みに、死体同然の状態で超人機関にいた頃、脳量子波施行処置手術直後にアレルヤに「アレルヤ」の名を授けたが、同時に彼のもう一つの人格を知り「ハレルヤ」と命名していた。
  • 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
    • 自身のルーツを求めてカザフスタンを目指したアレルヤに同行し、2年が経過した頃には人革連領を巡っていた。そんな時、モンゴル自治区の太陽光発電受信基地に異変が生じ、胸騒ぎを感じて受信基地に行きたいと考え、トレミーへの帰還のタイミングを探していたアレルヤがそれを受け入れ受信基地に向かった。そんな二人が目にしたのは変電施設が消滅しポッカリと穴の空いたような基地と金属の破片を生やしたかのような基地職員の姿だった。突如、襲い始めた無人車両やヘリにより窮地に陥るが、ハレルヤに交代したアレルヤと僚友の救出に降下したライルに救われ再びトレミーに。

      その後の戦いでは「ピーリス」として戦場に臨み、それを汲んだアレルヤによって「ピーリス」と呼ばれてもいた。今度はアレルヤの心を踏み躙る言動は一切無く、同乗したガンダムハルートで主に火器管制を担当し、アレルヤを全面的にサポートした。但し、あくまでもアレルヤのいる場所を自らの居場所を思い定めただけであり、CBの正規メンバーになった訳では無い。従って、ブリーフィング時は自室待機となった。

      アレルヤが髪を切って元に戻っても何も言われなかったが、マリーもまた膝近くまである長い髪を切ってウエスト辺りで切り揃えた元の髪型に戻っていた。

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【主なセリフ】

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