「機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)」の登場人物

カティ・マネキン

読みかてぃ・まねきん
登場作品機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
C V高山みなみ
主な搭乗機バージニア級宇宙艦、外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング号

【 説 明 】

  • 機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)
    • AEUに所属する大佐。
      タクラマカン砂漠におけるガンダム捕獲作戦、宇宙におけるソレスタルビーイング掃討作戦の指揮を任され、パトリックと共にガンダムを追い詰めた。
      かなりしっかりした真面目な性格で、規律を乱す者には厳しい(遅刻してきたパトリックに容赦なく鉄拳を喰らわせた)。
      プレイボーイだったパトリックが、唯一本気で愛した女性。
      尚、パトリックからの夕食の誘いを受けたり、傷だらけて生還したパトリックのGN−Xを見て安堵するところを見ると、彼のことを少なからず気にかけてはいるらしい。
    • AEU軍の大佐。フィンランド生まれの才媛。軍事演習とは名目だけのタクラマカン砂漠での三国家群合同によるガンダム鹵獲作戦の直前、MS部隊の作戦指揮官として着任した。その際、堂々と遅刻してきたパトリックに鉄拳制裁を加えた。グーで2度も殴られた直後はパトリックも憤慨していた為、まさか惚れられてしまうとは思わず、恋愛に少々疎いからか才媛と呼ばれる女性も想像だにしなかった展開に戸惑った。その後のパトリックの戦闘意欲と生還の原動力が自身に対する恋情に発しているとは思い至らなかった。尚更に「YES枕」を抱える夫を持つ事になる未来を予見する事は不可能だった。

      CBとの最終決戦では、友軍の損害が甚大ではなかった為、セルゲイに進言されるまでもなく撤退すべきとの考えだった。しかし、軍上層部はアレハンドロの搭乗するMAアルヴァトーレ+MSアルヴァアロンの投入により戦闘続行の強気の構えを見せ、更なる戦死者を覚悟しつつもパトリックの生還にホッと胸を撫で下ろし、非常に貴重な微笑を浮かべた。パトリックと関わって以降は「やれやれ、まったくだ」が口癖になった。5年後の華燭の典でも、照れ隠しに口にしている。

      着任して以降、コーラサワーより少尉よりもファーストネームの「パトリック」と呼ぶ事の方が多かった。当初は階級の「少尉」と呼んでいたのだが、次第にファーストネームの連呼に変わっていった。パトリックがほぼ出逢った直後に恋に落ちたのとは異なり、アホ面だが愛嬌のある顔だと感想を抱いていたが、自身でも気づかぬ内に絆されていったようである。
  • 機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)
    • アロウズ総司令官、ホーマー・カタギリの要請で、アロウズに転属する。
      その後、ルイス・ハレヴィ、アーバ・リント、アンドレイ・スミルノフ達と共にソレスタルビーイングを追い詰めていくが、オートマトンを使ったカタロンの掃討や、高出力レーザー兵器「メメント・モリ」など、殺戮兵器を使った非人道的な作戦を嫌悪することも多かった。
      ブレイクピラー事件の後、連邦軍クーデター派の指揮官となり、アロウズに対して反旗を翻した。
    • クーデターの際は指揮官を務め、優秀な戦術予報士としての能力を存分に発揮してアロウズを圧倒した。戦後准将に昇進し、またもや生還したコーラサワーと結婚した。
    • 身長:168cm 体重:46kg 血液型:A型 年齢:37歳 星座:双子座
      誕生日:2275年6月11日 出生地:フィンランド 階級:大佐→准将

      AEU軍に佐官待遇でスカウトされた天才戦術予報士。14年前の2298年、ユニオン国際大学で卒業間近だったスメラギ(リーサ)や大学院に進むビリーと共に学んだ仲だった。当時、既に7つもの紛争を勝利に導き、早期終結により人命を守るというスメラギの理想を体現するカティは羨望の的であった。

      しかし、2303年の作戦行動で愚鈍な上官が自身とスメラギを競わせようとし、更には自分達の予報士を勝たせたいと功を焦ったパイロット達が暴走した為、友軍同士による同士討ちという悲劇が起こった。自身の優秀さを証明するかのように、敵(スメラギ)の優秀さを証明するようにお互いに相手の部隊の悉くを討ち滅ぼした喜びと滅ぼされた怒りに震えたが、敵軍だと思い込んだ相手が友軍であると知った瞬間、悪夢と地獄の苦しみに変わった。その事件の後悔を糧に自身を厳しく律し、極めて短命である「情報」という名の生物を確認の上にも確認し、可能な限り過ちを削ぎ落とした戦術を編み出すべく努めてきた。物事に絶対は無いのだから。その忌まわしい悪夢をカタロン第三支部での惨劇に直面して思い起こし、過去のデータを検証し直した結果「リーサ」がCBの指揮官である事に気づき、嘗ては同じAEU軍の同僚であった彼女がCBの理念に傾倒した経緯を悟るのだった。

      ペルシャ湾上空でのCBとの交戦でピーリスが消息を絶った際、セルゲイに対する申し訳なさに蒼褪めてしまう。その捜索は分家であるアロウズの使い走りに転落しつつあった正規軍が任じられたが、命じられてもいないのに出動したセルゲイにより彼女のカスタムアヘッド「アヘッド脳量子波対応型」の回収と「ピーリス戦死」の報告が齎された。確かに、ホリーのように結局は遺体が見つからなかったり、或いは機体も兵士自身の生死も不明となり「戦死」として処理されるケースもあるのだが、ピーリス機はシステムダウンこそすれ無傷であり、パイロットであるピーリスの死を裏付ける証拠が欠けていた。コクピットにパイロットの死に繋がる損傷が無く、超兵であるピーリスが死ぬにはあり得ない状況であるからこそ、戦死報告がセルゲイの捏造だと看破したのだった。しかし、何を隠しているにせよセルゲイに限って悪意はあるまいと信じて追求はしなかった。

      アロウズが非人道的な悪行に手を染めていようとも、戦争根絶は愚かな夢想だとばっさり切り捨て、CBに牙を剥き再三再四窮地に陥れた。再び地球に戻ったトレミーを追って総力戦を挑むが、ブレイクピラー事件での人質やタワー倒壊による市民の犠牲を無視したアロウズの所業に激怒し、自身と何処までもと誓うパトリック並びにカティと同調した数十名の兵、艦船及びMS群を持ち出して出奔した。それから4ヶ月、保安局の目を掻い潜ってカタロンに戦術を授けると共にハーキュリーの元部下を纏め上げ、第二次クーデター軍を率いて決起した。

      リボンズ一味殲滅後、准将に昇進した。大尉に昇進したパトリックに根負けでもしたのか彼と結婚した。しかし、頭が良すぎて色々と余計な事に悩みがちな為、パトリックは単に自身の傍にいたいから反逆の罪で処断されようともどうでも良いのだが、ハーキュリーの二の舞になるかもしれぬ自身の行動にパトリックを巻き込んで良いのかと悩みに悩み、ソレスタルビーイング号宙域での戦闘で彼が今度こそ戦死したかと思った時の取り乱しようは尋常では無かった。それだけ、パトリックを深く愛していたという何よりの証拠である。
  • 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
    • 年齢:39歳

      2ndに引き続き新連邦軍の准将。しかし、2年が過ぎても直属の部下でもある夫パトリックは自身を「大佐」と呼ぶのが口癖になってしまった為、何度訂正しても「准将」とは呼べないままである。今では訂正しつつも半ば諦めている。兎に角、自身と一緒にいると喜び、コロコロと表情の変わる様が犬のようだと思っている。実は幼い頃に父を失っており悲嘆に暮れていたのだが、母を気遣い泣かずにいた自身を慰めてくれた愛犬のゴールデンレトリーバーをパトリックに重ねていたのだった。

      CBと共闘しても尚も不利な状況に次ぐ不利に陥り、遂に自軍の敗北と地球の滅亡を覚悟した。通信を送って来たパトリックの背後に金属皮膜の侵食が迫っているのを見て息を呑み、彼らを道連れに自爆しようとする夫の姿に愕然となった。

【コメント】

  • 正に「キャリアウーマン」と言った感じの女性。
  • マネキンという姓は日本では非常に珍しいという印象が強いですが、カティの出生地であるフィンランドなどではアホネンとかいう姓と共に普通にある姓との事です。遅刻したのに偉そうなパトリックの性根を叩き直す為の鉄拳制裁が、何故か反省しただけではなくて惚れられるというカティ自身が最も予想できなかった展開を齎し、文字通り「衝撃の出逢い」の二人でした。

    まさか本当に結婚するとは誰も思っていなかった為、パトリックとの結婚話が出た時は彼のホラ話だと周囲は思いました。しかし、それが事実だと知りカティは何を血迷ったのかと騒然となったそうです。出逢った当初はカティ自身、パトリックをアホ面と評していたくらいですから無理もない。

    結婚後はカティがコーラサワー姓を嫌がった為、パトリックがマネキン姓になりました。旧姓の通称使用で今迄通りですが。日本人の思考ではマネキン姓の方がとっても変です。

【主なセリフ】

※現在投稿停止中のため説明やコメントの追加は出来ません
不適切な表現や明らかな間違い、及び誤字脱字等を発見した方は
「連絡掲示板」
へご連絡下さい。