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「テ」から始まる登場兵器 |
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ディキトゥス
【 説 明 】
- 左右対称の二機が存在する。まるで手のようなMA形態が存在し、左手が兄、右手が弟である（ただし弟はバイオ脳）。コルニグスと同じ木星の最新鋭MSであり、単体としての性能は凄まじく、連邦のMSの比ではなくなっていた。これは木星の技術力の上昇を物語っている。両手、両足がMA時に小指から人差し指になり、その先端にはビームサーベルが仕込まれている。
他背中にファンネルを搭載しており、人の顔で言うところの片目の方にビーム砲を装備している。（反対側の目は、モノアイがあり、MA時は伸びて親指になる）
MA時に掌からI・フィールドを発生させ、兄弟で連携することにより攻防一体の強さを見せ、フルクロスの装甲を剥ぎ取っていった。その反応速度は凄まじく、トビアとの戦いでは、他者は近付いただけで切り刻まれた。
唯一の弱点は背面で、背中にはI・フィールドが無い。設計上はスピードの関係で問題無いとされたが、ドレックのF91にその弱点をつかれた。
どっちにしろ、ここまで人間の手を再現するようなMSを作る必要性はなかった。
【コメント】
- イカロスを二機で握りつぶす、その初登場は実に不気味だった。
ちなみに兄の「正義さす左指（ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス）」も「自由なる右指（リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス）」も冠としてでしかなく、正式名称はディキトゥスのみ。
- コルニグスがストレートに「かっこいい」MSだったのに対し、不必要なまでにこだわった手を再現するMA形態故にMS形態がかなり不格好で左右非対称と、ラスボスとしてはどうなのかなーという感じがしなくもない。が、圧倒的な強さ、兄弟の連携力の高さ、そして何より「手」の不気味さがMS時の残念感を払拭している。あと背中が蟹の甲羅っぽい。
MA形態でシールドやIフィールドごと敵を握りつぶすなんて芸当はこの機体以外には無理。その光景は、あたかも巨神が人間を握りつぶすかのようである。
- 関係があるかどうか不明だが、ＴＲＰＧというゲームのある作品では、左手がから産まれた神が正義を司り、右手から産まれた神が自由を司っている。この左右が象徴するものについては、大本のネタがあるのかもしれない。
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