「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」の登場兵器 |
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バンシィ
【 説 明 】
- 地球連邦がアナハイム・エレクトロニクス社に委託した連邦宇宙軍再編計画内UC計画に基づいて建造されたRX-0ユニコーンガンダムの2号機である。機体の基本構造は1号機とほぼ同じだが、機体色は1号機と対極をなす漆黒である。また顕著な相違点として頭部アンテナは、1号機がその名に違わぬ一角であるのに対し、2号機であるバンシィは3本と2本のアンテナが立ち並ぶ鶏冠を形成している。これはデザインを重視した相違点であり、1号機と2号機で性能差はないとされる。さらにフェイスマスクには牙のような装飾が見られ、襟元の装甲にも爪状のデザインが施されているなど、1号機に比べてやや攻撃的なデザインになっている。ビームマグナムや専用シールドなど1号機と同様の装備を使用できる。また増加サイコフレーム兵装と呼ばれるアームドアーマーBS/VNユニットを1号機に先駆けて装備。右腕のアームドアーマーBSは開放式バレルを持つ強力なビーム兵器。その外見から過去にアムロ・レイが設計、アナハイムにより開発されたRX-93νガンダムの兵装フィン・ファンネルのデータが流用されていることが窺える。ユニットのサイコミュが感知した情報をパイロットに伝達、インテンション・オートマチック・システムとの連動による「予測照準」能力を実現し、開放式バレルによる強力なビームと相まって高精度の破壊力を有する。左腕のアームドアーマーVNはサイコフレームの強靭性と耐久力を応用した超振動破壊兵器。ホールドした敵を圧壊し、粉砕する凶悪な近接戦闘兵器である。なおアームドアーマー展開に際しては両腕のマニピュレーターが使用できず、つまりはビームマグナムやビームサーベルの使用ができない。ニュータイプ駆逐プログラムである『NT-D』も1号機と同様に搭載、起動することでフルサイコフレームが拡張して各部装甲が展開、デストロイモードへと移行する。1号機同様インテンション・オートマチック・システムの恩恵で、手足による操縦を必要とせず、思考だけで起動を機体に促す。このとき、フルサイコフレームは1号機が赤い燐光を発するのに対し、バンシィは黄金の光を発する。素材的には共通であるにもかかわらず、なぜ発光色が異なるのかは、開発元であるアナハイム・エレクトロニクスも解明していない。そもそも、サイコフレームが発光する原理も未だに明確な説が提示されていないから当然である。デストロイモードにおいて、頭部アンテナも展開。9本ものVアンテナが並ぶ威容を示す。これはカーディアス・ビストが所有していたタペストリー『貴婦人と一角獣』に描かれていたユニコーンと対を成すライオンの鬣をモチーフとしたとされる。カーディアス没後、ビスト財団を掌握したマーサ・ビスト・カーバインもバンシィを「獅子」と形容している。アナハイムのグラナダ月面工場で1号機と共にロールアウト、地球に降ろされオーガスタ研究所にて重力下稼動試験が行われていた。その後、紆余曲折を経て地上に降り立ったバナージのユニコーンガンダムの前に、ブレインウォッシングで再調整されたマリーダ・クルス=プル・トゥエルブを擁して出現。さらに、パイロットをリディ・マーセナスに移してバナージの前に立ちはだかることとなる。しかし、最終的にはフル・フロンタルのシナンジュに苦戦を強いられるバナージを支援、共にフル・フロンタルを撃破する。ラプラスの箱を守り抜き、そしてユニコーンガンダムに取り込まれたバナージの魂を助ける要因となった。なお、最終決戦において黄金に輝いていたフルサイコフレームは、ユニコーンガンダムと同様、緑に近い虹色に変貌した。
【コメント】
- モチーフこそ「獅子」だが名前は人死を告げるとされる泣き妖精「バンシー」が由来と思われる。
又制作陣はモチーフであるタペストリーのように、ユニコーンとバンシィが協力しあえるようになって欲しいと考えているようだ。
- 小説用に描き起こされたデザインと、アニメ版のデザインでは若干異なる。襟元のデザインやアームドアーマーの有無など。
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