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「未来世紀」辞書

ガンダム・ファイト国際7か条

読 み がんだむ・ふぁいとこくさいななかじょう

【 説 明 】

  • ガンダム・ファイトはコロニー国家間の覇権をめぐる代理戦争ではあるが、競技として成立しているため、そこには明確なルールが存在する。参加する国家およびファイターはこの条約を遵守し、1年間の戦いに臨むのである。
    以下に、その骨子となる7か条を列記する。
    第1条:頭部を破壊されたものは失格となる。
    第2条;相手のコクピットを破壊してはならない。
    第3条:破壊されたのが頭部以外であれば、何度でも修復し、決勝リーグを目指すことができる。
    第4条:ガンダムファイターは己の「ガンダム」を守りぬかなくてはならない。
    第5条:1対1の闘いが原則である。
    第6条:国家の代表であるガンダムファイターは、その威信と名誉を汚してはならない。
    第7条;地球がリングだ!
    ※第1条補則:試合中の過失によるガンダムファイターの殺傷は認められる。
    ※第7条補則:ガンダムファイトによって地球上の建築物を破壊しても罪に問われない。
    また、前回優勝国は、自国で開催される決勝大会においては、独自のルールを制定することができる。
    以下に記すのは、第12回大会に優勝したネオホンコンが、第13回大会決勝大会において定めた特別ルールである。
    第1条;決勝大会においては機体の修理、改造、交換が何回でも認められる。
    第2条:勝利のためには手段を選ばなくても良い。
    第3条:最終バトルロイヤルで勝ち残った最後の1体に「ガンダム・ザ・ガンダム」の栄誉が与えられる。
  • 第7条補則のため、ガンダムファイトによる地球環境への悪影響はなかば放置されている。そのため、第1話にも見られるよう、地球に住む下級市民からガンダムファイトは忌み嫌われている。
    また、東方不敗マスター・アジアが地球からの人類追い出しを企むエコテロリストに転身する遠因ともなった。

【コメント】

  • なお頭部を破壊されたら敗北となるのは、ルールだけでなくMFそのものの設計の関係上文字通り破壊されたら「敗北」なのである。MFの頭部には、モビルトレースシステムや機体制御、高感度センサーや演算装置など、MFの心臓部といえるありとあらゆるデータが詰っており、実質上頭部を破壊されたら問答無用で戦闘不能となるのである。これはルールが先かMFの設計が先かは不明だが、時たま見られる「頭部にコックピットを設けた場合どうなるのか」という議論はそもそも論外と思われる。MFの頭部には、人を乗せるスペースなど存在しないのだから。
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