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「機動戦士ガンダムAGE キオ編」の登場人物

ゼハート・ガレット

読みぜはーと・がれっと
登場作品機動戦士ガンダムAGE アセム編機動戦士ガンダムAGE キオ編機動戦士ガンダムAGE 三世代編機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
C V神谷 浩史、能登 麻美子(幼少期)
主な搭乗機ゼダスR、ゼイドラ、ギラーガ、ファ・ザード、ガンダムレギルス、ウロッゾR

【 説 明 】

  • 機動戦士ガンダムAGE アセム編
    • ヴェイガンに所属する人物で、最高位の能力を持つXラウンダー。
      デシル・ガレットの弟であるが、兄と違って幼い頃からイゼルカントの傍で彼の理想を聞きながら育ってきた。そのため、ヴェイガンの中でもイゼルカントに対する忠誠心は強い。

      ガンダムを奪取、もしくは破壊するためにコロニー『トルディア』に潜入するが、その地で同級生となったアセム・アスノと親交を深めていく。そのためか、敵と知りつつもアセムを案じ、父の後を追わんとする彼を戦争の道から遠ざけようともしていた。
      しかし卒業式の際に偶発的に起こった戦闘で、ガンダムに搭乗したアセムを自らのゼダスRで圧倒。その後、アセムと偶然現場に居合わせたロマリーに自分の正体を明かしてダウネスへと帰還した。

      ダウネスに帰還後、イゼルカントから直々に地球攻撃軍の司令官を任される。
      更に、コールドスリープされていた兄デシル、ドール・フロストを筆頭としたXラウンダー部隊『マジシャンズ8』等の指揮を任され、ビッグリング攻防戦をはじめとした『ノートラム戦役』を戦い抜いた。

      戦いの中で、正式に軍人となりAGE−2のパイロットとなったアセムと幾度となく対峙するが、圧倒的な戦闘を見せつけながらも遂に殺害には至らなかった。
      また、部下や軍を私物化して使い潰すことに痛痒すら感じないデシルと対極的に、部下となった者を決して捨て駒と扱わず彼等の良き上官となっていった。
  • 機動戦士ガンダムAGE キオ編
    • ノートラム攻防戦の後、イゼルカントの下でコールドスリープに入っていたため、若い容姿と
      身体を保っている。民間人の虐殺を厭わない冷酷な一面も見られたが、死んだ部下の名を
      忘れないなど、本質的な性格はそのままである。

      専用機ギラーガのパイロットとして地球侵攻作戦に参加し、因縁の相手と言えるガンダムと
      再び対峙することになる。

      小説版によると、AGE-3を駆るキオがアセムの息子であるという事に気づいており、アセム
      が宇宙海賊として行動していることも知っている模様。
  • 機動戦士ガンダムAGE 三世代編
    • ルナベースの指揮を任せられ、同基地防衛戦にてアセムと再開。決着をつけようとするが、
      ジラードのXラウンダー能力が暴走したために愛機ギラーガが大破。戦局も劣勢になった
      ため、フラムと共に撤退する。

      その後、イゼルカントによってプロジェクト・エデンの真意を知り、全権を託されてヴェイガン
      の総司令に就任。新たな機体としてガンダムレギルスを受領した。以降仮面型デバイスを
      外している。そしてレギルスの慣熟飛行を兼ねたEXA-DB探索の際、シドと遭遇。レギルス
      の真の力を開放し、アセムの助力もあって見事シドを撃破する。

      最終決戦では、ダミー艦隊を利用したディグマゼノン砲による砲撃や、ディーヴァとガンダム
      撃破のため、フラムに囮を務めるように命令するなど、味方の犠牲も厭わない作戦を展開
      していく。その暴挙も空しく、ガンダムが全て生存している事に憤慨。レギルスで出撃し仇を
      討とうとするが、アセムとの一騎討ちになり、激闘の末に敗北。

      死に際に自らの本心をアセムに語り、最後は彼を巻き込まないようにAGE-2を突き飛ばし、
      爆発の中に姿を消した。
    • 小説版では、アセムから聞かされたプロジェクト・エデンの真相を確かめるためにイゼルカントの元へと赴く。だが、そこで知らされたのは今まで彼が求めてきたエデンとはあまりにもかけ離れたものだった。
      その上、内心で絶望する彼に追い討ちをかける様にイゼルカントはゼハートを後継者に指名。ゼハート自身もこれを享受せざるをえなくなった。

      その後、フラムに自分がプロジェクト・エデンのを引き継いだことを告げ、更にその事をザナルドに流すようにと頼んだ。

      ラ・グラミス攻防戦では、ヴェイガンの世界がイゼルカントの計画を乗り越えて平和な国を作ってくれることを願いながらガンダムレギルスと共に出撃。親友であるアセムのダークハウンドと壮絶な戦いを繰り広げた末にレギルスコアと共に散った。

      アニメ版とは異なり、最後まで火星とその民を思いながら散っていった。
  • 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
    • 本編との明確な違いとして、最終決戦の折、搭乗したガンダムレギルスが火星の色であり
      ゼハートのパーソナルカラーの真紅に塗装されなおされていたこと、アセムとのラストバトル
      が本編以上に激しくなったこと、そして死ぬ間際、アセムとは今もずっと「友達」だと言われ、
      お互いに本当に分かり合えたことが挙げられる。

      また本作では、キオ編以降の彼の考えが多く見られるようになった。
      自らに課せられた使命、散って逝った同胞らの思いに答えねばならぬという意識、そして、最早戻ることも、逃れることもできない、血塗られた運命への苦悩が明確に描かれている。

      戦争終結後、その名前はフラムの名と一緒に墓石に刻まれ、地球に建てられていた。

【コメント】

  • あまりに強力なXラウンダー能力は、搭乗したMSがゼハートについてこれずに自壊してしまうほどであった。故にゼイドラのような超高性能MSですらゼハートの能力についてこれず、ゼハートは能力を押さえ込む仮面をかぶることになったのである。後にギラーガという、ヴェイガンの技術力が限界点に到達したMSにも搭乗するが、ゼハートの能力を十全に出しきれなかったことから、ゼハートがいかに優れたXラウンダーかが伺える。

    仮面、機体カラーリング等、シャアを意識した設定がいくつかある。

【主なセリフ】

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