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「ル」から始まる登場人物 |
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ルウ・アノン
【 説 明 】
- ヴェイガンの本拠地セカンドムーンでキオが出会った少女。太い眉が特徴的である。
キオとそう変わらないくらいの年格好で、セカンドムーンの貧民街で兄のディーンと共に暮らしている。両親に関しては、(死亡したにせよ子を捨てたにせよ)いないものと思われる。 また病弱であり、普段は家に籠っている。
実はその体は重度のマーズレイに侵されており、余命幾許もない身である(薬もあるにはあるのだが、これも入手困難な割に病の侵攻を遅らせる程度のものでしかない)。本人は明るく天真爛漫な性格であるが、心の内では身近に迫っている死を恐れている。 基本的に家に引きこもりきりのため、自分のやりたい事を絵日記に書き綴る事を日課としている。
怪我の手当てのためにディーンに招かれたキオに興味を持ち、あまり人(特に同世代の異性)に会わない事への反動からか、あれやこれやと質問攻めに遭わせる。キオにとってその姿は、かつて祖父フリットから聞かされていたヴェイガンのイメージを大いに覆すものであった。
その後彼女の病の事を知って思い悩んだ末にキオは、AGEデバイスのデータと交換でイゼルカントより病気の侵攻を遅らせる薬を入手し、彼女に与えた事によって病状は一時的に安定した。
翌日ルウは、キオに二人で街を歩く絵日記を見せる。それはまさしく彼女の強い願望であったが、恐らくこの時点で彼女はキオに淡い想いを抱いていた模様である。 それを聞いたディーンの提案により、ルウは望み通りキオと街に出て、ささやかながらデートを楽しむ。願いを果たせたルウの顔は、幸福に満ち溢れていた。
しかし、その幸せも長くは続かなかった。 キオが再び薬を届けに来た時、既に彼女は事切れていた。ただ、その表情は安らかなものであった。 その時ディーンがキオに渡した遺品の絵日記には、彼女とキオの、数年先までに起こる出来事が描かれていた。そこには、病気を癒して元気になった彼女がキオと共に地球に行く事も書いてあった。
ルウとの出会いはキオに変化を与え、以降の彼の戦い方、そしてその目的に大きな影響を与えた。
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