「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」の登場兵器 |
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νガンダム
【 説 明 】
- アムロレイ設計によって出来たアムロ・レイ専用機
背中のフィンファンネルはザクを一撃で破壊する
- 初めてファンネルを搭載したガンダム
- 地球連邦軍のNT専用MS。
アナハイム社がアムロ・レイの設計案を元に開発した機体。RX-78ガンダムの正統発展型であり、かつ最先端技術を用いたNT専用機である。
サイコフレームの採用により搭乗者の脳波を駆動系に直接反映することが可能。
また、攻防一体のサイコミュ兵器「フィン・ファンネル」を備え、最強クラスの戦闘能力を発揮する。
主武器は高出力ビームライフル、νハイパーバズーカ、頭部バルカン、サイコミュシステム搭載ファンネル「フィン・ファンネル」などかなり多彩であり、主武器でもあるフィン・ファンネルは、敵の遠、中距離武器を防ぐフィン・ファンネルバリアにもなる。
主搭乗者のアムロ・レイは、急造の機体でまだ未完成であるというこの機体に乗り、敵キャスバル・レム・ダイクンの駆るサザビーと互角以上の戦いを繰り広げていた。
この機体は後にさらに色々なものに変わっていった。
PX-00531 νガンダム
νガンダムの試作型。『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場する。
RX-93 νガンダム（ダブルフィン・ファンネル装備）
バックパックのサーベルラックをフィン・ファンネルのジョイントに置き換え、左右にフィン・ファンネルを装備できるようにした機体。Ex-ν（イグシツニュー）ガンダムともいわれる。
FA-93HWS νガンダム（ヘビーウェポン装備型）
各部装甲の強化と、それにともないスラスターの追加がなされている。また、ハイパーメガライフルを装備している。フルアーマーνガンダムとも。
RX-93-ν-2 Hi-νガンダム
νガンダムの完成形。小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 〜 ベルトーチカ・チルドレン』に登場したのはこちらであるといわれている。
RX-94 量産型νガンダム（インコム装備型、フィン・ファンネル装備型）
ジェガン以上の主力量産型モビルスーツとして設計されていた機体、バックパックにインコムとフィン・ファンネルのどちらを装備するか選択できる。
- 歴代主役機の中ではガンダム、ガンダムMK-2とともに汎用性が高い機体である
派手な武装こそファンネルのみだが
経験豊富なアムロだからこそ乗りこなせる機体である
- 基本性能のバランスは過去のガンダム最強を誇る。またアムロの能力と合わさり、まさに最強のガンダムとされている。もっとも印象に残っているのはやはりアクシズを押し返した点である。
- 小説版ではアクシズ破砕の為に、｢ハイパー･メガ･バズーカ･ランチャー｣なる武装を使用した。
- 補助武装であり連邦系MSの伝統装備ともいえる「頭部バルカン砲」の威力は、それまでのMSの比ではなく、劇中ではパイロットの腕も相まって「ギラ・ドーガ」の頭部を一度に複数、一撃で吹き飛ばしており、もはや補助武装のそれではない。
- Reon版のνガンダムは、上述の「ダブル・フィン・ファンネル装備型」であるが、かなり仕様が異なる。
CCA-MSV版は「ファンネル３基×２組」に対し、Reon版は「ファンネル６基×２組」という豪華仕様。
頭部のフェイスダクト（口部に相当）は、Reon版は中央部のみ塞がっていて、まるで猫ヒゲっぽくなっている。
- ZZの頃に隆盛を極めた第4世代MSは、極端に大柄なボディ、内蔵兵装の大火力、万能化を追求して複雑し過ぎ、機動兵器としてのバランスそのものは極めて悪く、製造・運用に掛かるコストも高かった。
第二次ネオジオン抗争ではこの点を踏まえ、ジェガンやギラ・ドーガのようなシンプルな機体が中心となり、第4世代MSもサザビーぐらいのものであった。
νガンダムはアムロが、MSをかつてのガンダムやMk-�兇里茲Δ福崕秧茲糞‘以軸錙廚箸靴童�ていた事もあり、内蔵兵装もバルカンとビームサーベルだけ、フィンファンネルを除けば武器も外付け式のビームライフルやバズーカなどのシンプルでオーソドックスなものが中心となっている。
また、内蔵兵装を削った事により、ZZでよく見られたハイメガキャノン発射後のエネルギー切れのような事態も無くなり、その場に合わせた武器を選択できる高い汎用性も得た。
余計な機能の削除による機体の大幅な軽量化と剛性の増加や、サイコフレームによる反応速度の大幅向上もあり、機動性は高い。
また、シンプルゆえに燃費もよく、マシントラブルも少ないため、長期戦においてはかなりの粘り強さを見せる。
互換性においても主力機ジェガンなどの連邦の規格部品を多く使用しているため、短期間で戦闘に耐えうる状態に組み上げられ、整備性も良かった。量産型の計画も、この単純な構造と高い互換性が可能にしたと言っても良い。
結局、アムロは何でもできる単純で汎用性重視の機体、シャアは一芸特化の複雑かつ重厚な機体を選んだことが、二人の勝負の結果を招いたといえるであろう。
- MSが大型化を極めた時代の後に開発されたMSのため、アムロの意向により汎用性を重視した設計でありながら頭頂高２２．０ｍ、本体重量２７．９ｔと、高さだけならZZガンダムよりも大きくなってしまっている。そのためゲーム作品で他のガンダムと並べると、スマートな体型も相まって余計に大きく感じてしまう。
- シャアの叛乱こと第二次ネオジオン戦争において地球連邦軍独立機動部隊ロンド・ベルのアムロ・レイ大尉が自身専用機として設計・開発を行ったガンダムタイプのモビルスーツである。アナハイム製ガンダム11番目の機体であることから、ギリシャ文字の『ν』を冠する。建造が行われたのはアナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場で、アナハイムスタッフの不眠不休の努力により、わずか３ヶ月という驚異的短期間で完成に至っている。開発指揮はオクトバー・サランが行い、建造後期の調整にはアムロ・レイ自身も直接携わっている。基礎設計においては歴代のガンダムタイプのスペックを統合平均化、アムロ・レイの操縦を前提にアップデートと調整がなされている。機体構成部品にはΖ系列のアナハイム製品が投入されているが、それまでΖ系列の機体が有してきた可変機構は盛り込まれていない。これは機体の汎用性や戦闘が長期化した際の整備性の向上、および機体の信頼性を重視したからである。部品も流用品が多く、これは被弾した際の修繕を簡易化するためである。一方で、アムロ・レイが持つ驚異的ニュータイプ能力を最大限発揮するべくNT専用機としても設計されており、それまで大型化する傾向にあったサイコミュをコクピット周辺など一部のムーバブルフレームに鋳込んだサイコフレームを採用。このことにより、サイコミュ誘導兵器であるファンネルを初めて搭載したガンダムとなった。特に、νガンダムに搭載されたファンネルは、ジオン系のものとは逆に大型化しており、そのバインダー式の形状からフィン・ファンネルと呼ばれた。宇宙世紀0093における兵器規格に従い、発射モードを切り替えられる高出力ビームライフル、シールドにも小型ミサイルやビームガンを搭載し、あらゆる局面において対応できる戦闘能力を与えられている。しかし、完成時期を短縮した上に、アムロ・レイによって強制的な配備が行われたため、実戦投入後も機体調整は続いた。中でもサイコフレームとは別にコックピットシート後部にサイコミュ受信ユニットを搭載していたため、サイコミュ兵器であるフィン・ファンネルはアムロの感情に過敏な反応を示して混戦を招いた。機体運動性については、大型のスラスターの搭載こそバックパックのみに抑えられたが、機体各部にスラスターを備えることで高い空間機動能力を有する。さらに内装火器も頭部バルカン砲、予備ビームサーベル、ダミーなどに限定されており、エネルギー消費を抑え機体の軽量化を重視している。こうした開発コンセプトに加え、パイロットが自身専用機として設計を行ったことも重なり、ネオジオンのNT専用機さえ寄せ付けない機体性能を獲得、同時期のモビルスーツとしては最強ともいうべき能力を発揮した。なお、サイコフレームは当初、アナハイム独自の技術として投入がなされたが、実際には組織や思想を越えてアムロ・レイとの個人的な決着を望むシャア・アズナブルによって意図的に譲渡されたものであることが、後にオクトバー・サランからチェーン・アギに明かされている。こうした因縁をはらんだアムロ専用機は、シャア専用機であるサザビーとの決戦に赴く。地球に落下しようとするアクシズの上で激しい戦闘を繰り広げ、すべての武装を失いながらもマニピュレーターによる殴り合いまで展開。そして最後には地球に落下を開始したアクシズを大気圏外に押し返すべく、奮闘。これを援護する地球連邦の別動隊、さらには敵でありながら立場の越えて落下阻止を支援したネオジオン兵士たちの意思を取り込んでサイコフレームが虹色の燐光を放つ。物理現象を無視したサイコフィールドを地球周辺に形成し、アクシズの落下を阻止するという奇跡を引き起こした。この現象は後に、アクシズ・ショックと呼ばれることとなる。この他にも、実際に開発を担当したアナハイム・エレクトロニクスの想像を超える機体性能を発揮した本機はしかし、パイロットであるアムロ・レイ共々行方不明となり、戦没認定を受ける。が、パイロットと機体の生存は、連邦兵士の中で根強く語り継がれることとなる。
【コメント】
- 最後のサザビーとの殴り合いはＧガン並みに凄いような気がする(必殺技はださないけれど・・)
- アクシズを押し返すのは圧巻の一言。
- ラストシーン近くでアクシズが地球から離れる際、わずかではあるがＭＳがアクシズから離れる姿が確認できる。
- ちなみにファン人気は高い機体だが開発が戦争に間に合わないのを無理矢理使ったという歴代ガンダムでもっとも無茶なガンダム。アムロも大概無茶である。
- 本来「シャアを超えるガンダム」という意味で「HiーS（Shar）ガンダム」という名前になる予定だったが、シャアのスペルが「Char」だったためボツになってしまう（ただし、「Hi-S」という名称は、後のHi-νガンダムとSガンダムに受け継がれた）
しかし、仮称の「NEWガンダム」とギリシャ文字のνがちょうど合致したことから、新たに「νガンダム」の名称をもらうこととなった。
機体デザインに関しては、出渕裕が担当する前に、スタッフから勧誘を受けていた永野護が「Hi-Sガンダム88」と「ナイチンゲール」なる機体をデザインしていた。しかし、スタッフの要求と食い違っていた事からお蔵入りとなっている。本人の談によると「永野メカの中で最もスゴイ」らしいが、このHi-Sガンダムの設定画は未だに公開されていない(ナイチンゲールに関しては、ドイツ語読みの「ナハトガル」として公開されている)。ちなみに、今のνガンダム及びサザビーは、この没となった２機のデザインを元に作られたそうである。
また、「ハイ・ストリーマー」版のデザインはSF漫画家の星野之宣が行ったため、よりSFメカ的な色合いが強くなり、出渕版のνガンダムとは大きく違う（というか全くの別物の）外観を持つ。
- ガンダム無双２のニューガンダムはすごい強いですよ。
- νガンダム、白い悪魔アムロ・レイ最後の乗機
- あるネオ・ジオンの強化人間曰く、「アムロ・レイは小ずるいことをやってくれた」。
理由は単純、フィン・ファンネルを放熱板だと勘違いしたから。ファンネルの元祖であるネオ・ジオンの、ファンネルとはこういう形だという固定観念からくる一方的な言い分なのだが、気持ちはわからなくもない。
- ガンダムトライエイジでの必殺技は「ビヨンド・ザ・タイム」。逆襲のシャアのテーマソングのタイトルがそのまま必殺技として採用された形となった。意味は「時の向こう」「時を越えて」といったニュアンスであり、シャアのサザビーと対になるようになっている。
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