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「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」の登場兵器

スターゲイザー

読みすたーげいざー
登場作品機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
型式番号GSX-401FW
主な搭乗者セリーネ・マクグリフ、ソル・リューネ・ランジュ、スウェン・カル・バヤン

【 説 明 】

  •  DSSDが開発した火星軌道以遠の太陽系宙域を探査、開発をする為に開発されたMSであり無人運用を前提にした機体でユニット化された自己対話型副列分散処理AIで制御により高度な自立性を持つが有人操縦による”教育”が必要になる為に副座型有人コクビッドユニットも持っている。これはAIへの複雑な情報処理を行うオペレーターが必要になる為である。

     最大の特徴はヴォワチュール・リュミエール(輝ける光の運び手”と呼ばれる推進システムであり特殊なエネルギー変換により強大な光圧を推進力に変えられ太陽の光が届くなら速度を徐々に上げつつも惑星間航行を可能にしている。スターゲイザーは巨大なリング状になっているが分割できたりリフター状態にも可能。この装置はデルタアストレイやターンデルタにも搭載されているが完成度が高いのはこの機体に搭載された物と推測でき、類似したシステムならZGMF−X20A ストライクフリーダムやZGMF−X42S デスティニーにも搭載されている。長期間のメンテナンスフリーの為に自己修復型マイクロマシナリーテクノロジーを採用した。頭部は数多くのセンサーが搭載されておりサイドアーマーにはアンカー付ワイヤーを装備している。

     有人コクビッドには簡易冷凍睡眠に対応できる機材が備えておりどうやら暴走事故が発生した後の延命対策であるらしい。

     本来は非戦闘型MSであったがファントムペインの襲撃の際にはやむを得ずに出撃しヴォワチュールリュミエールのアクティブ時に確認される緑のリングはビームサーベル並みの破壊力を誇りスウェンが乗るノワールを切り刻んだ程である。
  • 長期運用によるエネルギー供給の不安定さや、セレーネの「Nジャマー(作中では『Nジャマーキャンセラー』と言っているが、これは演出ミスである)が効いているから、パワーセルしか使えない」という旨の発言から、動力にはNジャマーキャンセラー無しの核エンジンが用いられているものと思われる。

【コメント】

  •  当機が装備する「ヴォワチュールユニット」が持つ機能の一つに「ソーラーセイル」がある。外宇宙探査ミッションを達成する為に、太陽光などをユニットで受け止め機体の推進力に変換するもので、まさしくセイル(帆)である。得られる加速度は最初は微々たるものだが、確実に加速力は得られるので、最終的な移動距離はかなりのものになる。

     2010年5月21日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が打ち上げた「IKAROS(イカロス)」は、世界初のソーラ―セイル実証試験機である。帆は14m四方の正方形、厚さ0.0075mmのポリイミド樹脂にアルミニウムを蒸着させたもので出来ている。薄膜太陽電池なども帆に内蔵されており、これによる発電試験や加速試験を約半年かけて行うものとしている(同年6月3日、セイル展開開始→同月10日、セイル展開成功)。ちなみに、加速試験による最終目的地は金星とのこと。

     SF(サイエンスフィクション)に現実がまた一歩追いついた出来事と云えるだろう。
    (参考:JAXAホームページ)
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