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「ミ」から始まる登場兵器 |
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ミデア
【 説 明 】
- 一年戦争時に地球連邦軍が運用していた大型輸送機。
三脚のやぐらの上に胴体を乗せたような形状をしており、上昇時はやぐらの足にあたる部分に備えられたローター、推進飛行を六発のジェットエンジン(胴体上部に四発、主翼下に一発ずつ)で行う。ちなみにランディングギア(離着陸用の車輪)はやぐらの足に剥き出しになっている。 輸送用のコンテナはやぐらの脚の間に挟み込まれるような状態で懸下されており(当然、コンテナ無しでも飛行は可能)、機体の形状との兼ね合いから飛行中は後部のシャッターしか開閉できない。ちなみにコンテナ内には自走可能な小型コンテナが格納されており、基地内での効率的な物資詰込作業が可能となっている。 戦時下での輸送任務も一応考慮されており、対空機銃も装備されているが、本分は輸送なのであくまで防御火器としての役割にとどまっている。
輸送機としては旧式化していた「ガンペリー」を後方に追いやり、瞬く間に主力輸送機としての地位を確立、地球圏の至る所で運用された。だが、それでも(幾分マシになったとはいえ)抜き身のコンテナを戦闘空域に輸送する事には少なからずリスクが付きまとった為、一年戦争の中後期には機体とコンテナが一体化したタイプも登場している。
一年戦争終結後は、全ての面で性能の向上した大型輸送機「ガルダ級」にとって代わられることになる。
- 機動戦士ガンダムUC バンデシネではミデア輸送型が登場。OVA版Ep7の冒頭では、ミデア後期型が登場している。
- 輸送機の主流がガルダ級に取って代わられて以降も、連邦軍では運用され続けている(元々ガルダの生産数が多くなく、そのうえ大半がグリプス戦役などで失われていたため)。
大気圏内に置いては用途は多岐に及び、輸送機のみならず有事においての各隊の戦闘指揮所としても重宝されている模様。
【コメント】
- 一般的な機体色は黄色。戦闘空域を飛ぶこともある輸送機にあって、この目立つ機体塗色にはいささか疑問を覚える。
ちなみに現在各国の軍隊で使用されている輸送機は通常の軍用機塗色(グレー)や森林迷彩色が一般的。変わり種でも航空自衛隊がイラクでの任務に用いたC-130に施した空色があるくらい。なおこの空色には、地上からの対空砲撃によるリスクを軽減するという全うな意味合いがある。
- 一応、宇宙世紀の派手な色(笑)には、「ミノフスキー粒子のせいで迷彩色にすると敵以上に味方から発見されない(極端な話、編隊組んで出発した途端にお互いぶつかって全滅)」という後付け理由がある。
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