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No.1743/Re: 機動生徒ガンダム学園

■投稿者/ EWFT -(2012/12/20(Thu) 23:19:26)
アセムは何が何だか分からなかった。自分が起きているのか、寝ているのか。これが現実か、
否か。言えるのは、胸を圧迫されているかのような感覚に苛まれているということだけだ。
アセム(誰か・・・キオ・・・皆・・・助けて、くれ・・・)
必死に助けを求めるアセム。彼は気づいていない。自分が今ペダルを踏み込み、レバーを
握っている事を。目の前に映る風景を、紅蓮の炎で染め上げていることを。

リボンズ「フフ、お手柄だよ、リジェネ」
久々に聞くリボンズの喜びの声。リジェネ・レジェッタは更に不機嫌状態に陥った。
リジェネ「それより教えてくれないかなぁ。なんで僕にあの学園へ潜入させて、アセム・アスノを
      ガンダムデルタカイへと誘導させた?わざわざ僕にティエリアの格好などさせて?」
リボンズ「君とティエリアは瓜二つ。誰が見ても間違える筈はないさ。アセム・アスノを標的に
      したのは、偶然そこにいたからだよ。擬似戦闘訓練室に忍び込んでいたからね。
      G組の人間なら誰でも良かったんだよ。この作戦においては」
下らない・・・!心の中でリジェネは正面のモニターに映る彼を罵倒した。
今彼は、宇宙港に停泊するシャトル・・・に偽装した輸送艦に格納されているMSの中にいた。
リボンズ「苛つかないでくれよリジェネ。作戦はこれからさ。君があのデルタカイを回収するのが
      今回の作戦の目的だからね・・・?」

ガンダム学園からほど近い学生寮。その一室でティエリアはノートPCを動かしていた。
探しているのはデルタカイを操る犯人。そして彼は信じ難い映像を入手する。
ティエリア「これは・・・僕とアセム!?」
ゲットしたのは格納庫のカメラ映像。そこには見慣れた金髪の青年と・・・自分がいた。
ありえない。なんだコレは!?混乱しだす彼は、後頭部に何かが押し付けられるのを感じた。
???「暴走するデルタカイ。そしてアセム・・・何故こんなことを仕組んだ?」
ティエリア「・・・ヒイロ!」
振り返ったティエリアは、一切の情を排した少年が持つ銃の砲口を凝視した――

絶体絶命!?どうなるアセム!どうなるガンダム学園!
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