No.1711/Re: 機動生徒ガンダム学園
■投稿者/ ＥＷＦＴ -(2012/12/06(Thu) 00:05:00)
バナージ「・・・俺の弱点？」
保健室。ベッドの上で上半身のみを起こしてバナージはヒイロに訊いた。ヒイロは首肯する。
ヒイロ「自覚はないだろうが、傍目から見ればお前は確実にその弱点を露呈しだしている」
衝撃的な言葉だった。俺が、弱くなっている・・・？信じられなかった。アムロが口を開く。
アムロ「バナージはニュータイプ、SEED、�哨薀Ε鵐澄爾�3つの力を発現させている。
どれも強大な力だ。だが、その力はお互いを干渉しあってしまった。
結果として元々の力を出し切れなくなり、能力者の動きを単純化させているんだ・・・」
絶句するバナージ。そして悟った。何故、自分が先の闘いでフォンに負けたのかを。
バナージ「どうすればいい・・・俺はこのままだと、皆の足手まといになるじゃないか・・・」
アムロ「方法がある。一つは能力一つだけを特化させる。もう一つは全ての能力を捨てる」
ヒイロ「更にお前がパイロットを止めるか・・・いずれにせよ、このままだとお前は死ぬ」
そう言ってヒイロは手に握っていた何かを手元の通信端末にセットした。
ヒイロ「フォンの情報だ。これによると、リボンズ・アルマークが大規模な作戦を行うらしい。
そしてもう一つ。学園内で不穏な動きがあるらしい。詳しくは不明だが・・・」
アムロ「一難去ってまた一難か・・・こんな様子じゃ、学園祭の開催も危ぶまれるな・・・」
3人の間に、沈黙が舞い降りた。バナージは何か大きな災いが起こる気がしてならなかった――
