No.1583/Re: 機動生徒ガンダム学園
■投稿者/ みくろっと -(2012/08/16(Thu) 20:10:11)
ブライト「う…」
グエンの策略に嵌り昏睡状態に陥っていたブライトが漸く目を覚ました。
アムロ「校長、大丈夫ですか?」
ブライト「ああ…ここは…?」
アムロ「ホワイトベースの医務室です。」
ブライト「艦の指揮は…?」
アムロ「臨時でグラハム先生が指揮を執っています。」
そうか、と言葉を返して一息つくと、はっとしてアムロに訊いた。
ブライト「グエン君は!?彼らは…!?」
アムロはブライトが眠らされたときから今までの経緯を話した。
ブライト「そうか…奴らは火星ヴェイガン学園といったか。大変だっただろう。肝心な時に助けられて…済まなかったな。」
アムロ「いいえ。校長が無事で何よりです。それに、今は過去を顧みるよりこれからをどうするかが最優先事項ですから…」
アムロが言いかけたとき、強い振動とともに轟音が響き渡った。
ブライト「何事だ!!」
ブライトは身体を起こそうとしたが、アムロによって制止された。
アムロ「絶対安静ですから無闇に動いてはいけません。艦はグラハム先生が守ってますから。」
そう言ってアムロはブリッジへと向かった。
アムロ「どうしたんです!?」
グラハム「後方から攻撃されたようだ。どうやらまたフロスト兄弟のようだが…」
ホワイトベースの遥か後方には、ガンダムヴァサーゴ・チェストブレイクとガンダムアシュタロン・ハーミットクラブの2機が構えていた。
オルバ「さあ、やろう兄さん。」
シャギア「ああ、奴らにはそろそろ消えてもらわねばな…」
静かにサテライトランチャーの砲口がホワイトベースへと向けられた――