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No.1555/Re: 機動生徒ガンダム学園

■投稿者/ EWFT -(2012/08/09(Thu) 17:40:16)
兵士「大丈夫ですか、ゼハート司令!?」
ゼハート「ああ、急所は外れている。心配するな」
上半身のみ起き上がったゼハートは、自身の右腕から流れる血を抑えながら、
狼狽する兵達を宥めた。痛む腕を苛立たしく思う一方で、彼は次々と指示を飛ばす。
ゼハート「近くに待機させていたMS部隊をこちらに回すように伝えてくれ。
      それから、グエン・サード・ラインフォードに連絡を。発掘したMSを使えるように・・・」
兵士「ゼハート様!大変です!」
突然、焦りに満ちた兵士の声がゼハートの命令を遮った。直感で、彼は危険を感じた――

アレルヤ「先生、ブライト校長は?」
グラハム「君たちを助ける前に救出した。まだ目覚めていないが、大丈夫だ」
アセム「あの、ゼハートは?敵の指揮官は殺したんですか?」
グラハム「倒そうとしたが、直前で急所を躱された。恐らくまだ生きているだろう」
良かった・・・アセムは心の内で安堵していた。例え敵だったとしても、アセムにとって彼は
友だったのだ。生きている分に越したことはない。
グラハム「諸君!早急にここを脱出するぞ!各自準備を・・・」
アムロ「残念ですけど、そうも行かないみたいですよ・・・」
何?そう思った彼らの目に、MSと呼ぶには大きすぎる物体がよぎった――

デシル「くくく・・・どうやらゼハートも気付いたようだな・・・」
クロノスのコックピットで、デシルは笑いを噛み殺していた。左右のモニターには、
クロノスの遠隔操縦によって起動しているサイコガンダムとサイコガンダムMk-2の威容が
映し出されている。
デシル「俺は負けるのが嫌いなんでな・・・ここでテメエらとの決着をつけてやるぜェェェェ!!」
引き裂いたような笑みを浮かべ、デシルは操縦桿を思い切り押したのだった――
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