No.1378/Re: 機動生徒ガンダム学園
■投稿者/ みくろっと -(2012/06/26(Tue) 22:00:27)
バナージとカミーユはホワイトベースより先にサンクキングダムへと降下した。
サンクキングダムは既に人気のない寂れた崩壊寸前の廃墟がまばらに並んでいるだけの殺風景な場所となっていた。
カミーユ「酷いな…」
バナージ「ああ…こんなことをやってのけるなんて…」
その凄惨な風景を前に、二人とも口数が減っていた。
その時だった。ユニコーンとΖの後方に謎の大量の機影を捉えた。
カミーユ「あ…あれは…!」
バナージ「デスアーミー!?」
振り返った2機は一つ目のおどろおどろしい化け物を絵に描いたようなMSを捉えた。
デスアーミー――デビルガンダムの尖兵で、DG細胞によって偽りの命を手にした死人が操縦するMSだ。金棒を使った攻撃を得意とし、集団で襲いかかるその姿はまさしく鬼の大群である。
カミーユ「バナージ!!俺はブライト艦長に連絡する!!少しでも敵を引き付けてくれ!!」
バナージ「分かった!!」
そう言うとバナージはデスアーミーの集団にビームマグナムを撃ちこみ、ビームサーベルで切り裂いた。しかし、ガガとの戦闘を彷彿とさせる無限のような物量の為に、いくら沈めてもまた増えるだけのように感じる。やがてビームマグナム、ハイパーバズーカとも弾切れを起こし、デスアーミー相手に逃げるしかなくなった。
バナージ「くそ!!なんなんだよ、こいつらは!!」
エネルギーも切れかけ、終わりかと悟ったその時――
どこからか巨大なビームが発射され、デスアーミーを一気に破壊した。
バナージ「アークエンジェルだ!!」
カミーユ「良かった。間に合ったか。」
ローエングリンを放ったアークエンジェルの姿を捉え、ほっとしたその時、触手のようなものがΖとユニコーンを襲った。間一髪で避けた二人が振り返り捉えたものは、巨大な禍々しいガンダム―デビルガンダムの姿だった。