No.1336/Re: 機動生徒ガンダム学園
■投稿者/ EWFT -(2012/06/16(Sat) 21:15:40)
アムロ「アストナージ主任、機体の整備は?」
アストナージ「マードックやボリス先生、メカニックマン科先行のジョブ・ジョン達が今急ピッチで
やっている。後15分待ってくれ」
2人のやり取りを横目に、バナージはヘルメットを小脇に抱えて、オードリーの所に歩み寄った。
バナージ「まさか、今日に限ってこんなことになるなんて・・・」
オードリー「気に病むことはないわ。誰もこんなことになるなんて想像していなかったのだから」
悔しさを滲ませるバナージの肩に、オードリーは手を置いた。
オードリー「でも、必ず無事に帰ってきて。そしたらまた日を改めて、デートに行きましょう」
その言葉は、バナージの戦意を高揚させるのには十分だった。
ジュドー「バナージ!整備が完了した!出撃するぞ!」
バナージ「分かった!じゃあ、また後で」
それだけ言うと、バナージは愛機のある格納庫へと駆けだした。
コックピットに乗り込み、システムを立ち上げていると、ギレン理事から全員に通信が入った。
ギレン『我が忠勇なるガンダム学園の生徒たちよ!今やコロニーの外には多数の敵が
待ち受けていることであろう!だが、敵が如何ほどの戦力であろうと、それは既に
形骸である。敢えて言おう! カスであるとッ!!! 無能なる者どもに思い知らせて
やらねばならん。今こそ我々は未来のために戦わねばならん時であると!
ジーク・ガンダム学園! 』
理事の本気とも受け狙いとも分からない演説は、生徒たちの緊張を大いに和らげてくれた。
アムロ「よし!行くぞみんな!!」
一同「おおッ!!!」
バナージ「父さん・・・オードリー、ゴメン。俺は・・・行くよ・・・!!」
こうして、コロニーの命運を賭けた決戦の火蓋が、切って落とされた!