No.1267/Re: パーフェクト○○
■投稿者/ 偽アビスガンダム -(2012/05/12(Sat) 04:21:27)
方向性をまったく変えて(笑)。
パーフェクト・ガルダ級
本来、超大型輸送機として開発されたガルダ級だが、グリプス戦役においてエゥーゴ、ティターンズともども移動基地としての運用の有効性を発揮したことから、その武装の薄さと耐久力の難が指摘された。
実際にはアウドムラ、スードリ、メロゥドそれぞれ現地改修的に追加武装を整えることにより対処したが、これを最初から盛り込み、武装強化型超大型輸送機として設計しなおしたものがパーフェクト・ガルダ級(仮名)である。
しかし、初めから固定武装を付けることは、単にペイロードを低くするだけでなく、自由度の極めて高かったガルダ級の柔軟な運用を構造的に阻害することにも繋がった。簡潔に言ってしまえば、超大型型輸送機として幅広い運用可能性を秘めていたガルダ級を、ただの中型輸送機並の戦術・戦略的価値にまで貶めてしまったのである。
これらの理由から、このパーフェクト・ガルダ計画は白紙に戻され、結局は様々な問題は生じつつも、「膨大なペイロードを持った艦を状況に応じて仮設砲・搭載MS等で防衛する」という、グリプス戦役の実戦の中で編み出された方式を続けていくことになる。
ただし、その後の方針を絞っていく上で、これらの一つ一つ方策をそれぞれ検証し、試行錯誤の末に削っていくという作業は必要不可欠だったと言える。