No.1144/Re: 機動生徒ガンダム学園
■投稿者/ EWFT -(2012/04/16(Mon) 21:35:19)
崩れ去る天使を確認したバナージは、荒い息をつきながらもその顔に笑みを浮かべていた。
勝った・・・そのまだ確定しない事実は彼を心の底から安堵させた。そう思った瞬間、バナージは
視界が黒くなっていくのを知覚した――。
ヒイロは、暗くなったシュミレーターの中で静かに目を閉じていた。そして機械音に耳を澄ます。
機械音「ソウホウトモニキタイノゲンカイタキュウセイヲオーバーシタタメ、アイウチトシマス」
ヒイロ「何とか相打ちに持ち込めたか・・・」
デストロイモードを解除した直後のユニコーンは、かなりの負荷がかかっているのにも
かかわらず、ツインバスターライフルを避けた。結果、機体はオーバーロードを起こしてしまい、
自爆してしまう。それを見越してヒイロは、最後の一射を撃ったのである。
ヒイロ(ここまで俺が追い込まれたのは、2か月前のアムロと戦った時以来だな・・・)
ヒイロは同様のやり方で、アムロとの一戦を相打ちに持ち込んだ。
ヒイロ(バナージ・リンクス、奴も選ばれたパイロットなのか・・・?)
自らの呼吸音しか聞こえない密室の中で、ヒイロは一人そう思った・・・
対戦結果:
RX-0(バナージ・リンクス) VS XXXG-00W0(ヒイロ・ユイ) 相打ち