ガンダムメカニカル事典

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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の登場兵器

ムラサメ

読みむらさめ
登場作品機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号MVF-M11C
主な搭乗者アンディ、キサカ、イケヤ、ゴウ、ニシザワ、ババ

【 説 明 】

  •  C.E.73年現在、オーブ連合首長国軍の主力戦闘用MSとして配備されている機体で、MVF(Main Variable Figure)の制式ナンバーが示す通り、飛行形態への可変機構を有したMS。
     飛行形態は戦闘機にも似たスタイルで、装備しているシールドが機首になる他、加速性能が向上する前進翼が特徴。
     あくまで自国の防衛のために戦力を保有しているオーブのMSらしく、敵を発見するまでは飛行形態、会敵してからMS形態で戦闘に応じるため、スクランブル時の対応の早さ、また無用な戦闘の回避(逃げ足の速さ)にメリットがある。武装もビームライフルやビームサーベル、飛行形態時に使用可能なミサイルなど、過度に威力の高い武装は装備されていない点も特徴。
     オーブ本島や航空母艦などに多数が格納・配備されており、多くの機体が実戦に投入された。対ミネルバ戦、オーブ防衛戦ではその殆どが為すすべも無く破壊されていったが、決して性能は低くは無い。ベルリンではイケヤ、ゴウ、ニシザワ搭乗の3機による絶妙なフォーメーションでスティングの駆るカオスガンダムを鮮やかに撃破するなど、そのポテンシャルの高さを見せ付けた。
     また「アークエンジェル」に搭乗していたアンドリュー・バルトフェルド機は全身が山吹色に塗装されていた専用機を使用しており、アンディがプラントへ向かった後はレドニル・キサカがこれを受け継ぎ、カガリの乗るアカツキに随行した。
  • 前進翼や、シールドを機首に使用した本機の外観は、「マクロスプラス」のYF-19やZガンダムにも近いモノがある。

【コメント】

  • 太平洋戦争時の「神風特攻隊」を彷彿させる特攻攻撃を仕掛けた。
  • バルトフェルド専用のムラサメ(通称トラサメ)と量産期の違いはカラーリングだけで、性能に違いは無い。
  •  戦闘機形態における「前進翼」であるが、21世紀における現代に合っても、なかなか実用化されることがない。その最たる理由としては、高い運動性能を発揮する反面、安定性がどうしても犠牲になってしまうのである。また、空気抵抗に対しても弱く、なまじっかな素材、設計では翼そのものが破損してしまう危険性もはらんでいる。
     1980年代に実験機としてアメリカ軍が開発した「X-29」は、高度な処理能力を持つ電子装備で何とかマニューバ(挙動)の不安定を抑えこんでいた。1990年代からロシア軍でトライアルされている「Su-47」もこれと同様の電子装備を有していると考えられる(非公開の情報が多いので、推論になるが)。
     いずれにしても、現代の技術を以てしても前進翼機は未だ実用段階には遠く達していない。MSという、多少空力を無視して飛べるモノでありながら、前進翼機を実用、果ては量産レベルにまで昇華できるオーブの技術は、やはり特筆するべきものがあるといわざるを得ないだろう。
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